2024年9月17日火曜日

Windowsの再起動とシャットダウンの違いは

 Windowsの再起動とシャットダウンは、どちらもパソコンの電源を切る操作ですが、内部で行われる処理再起動後の状態が異なります。

再起動

再起動は、パソコンの電源を一度落とし、再び起動し直す操作です。

  • 内部で行われる処理:

    • メモリ内のデータのクリア: 現在開いているプログラムやデータはすべてメモリから消去されます。
    • Windowsの再起動: Windowsが再度立ち上がり、初期化処理が行われます。
    • 更新プログラムの適用: Windows Updateなどでダウンロード済みの更新プログラムが自動的に適用される場合があります。
  • 再起動後の状態:

    • クリーンな状態: メモリがクリアされるため、パソコンは比較的クリーンな状態で起動します。
    • 問題解決: ソフトウェアの不具合やフリーズなどが発生した場合、再起動することで解決する場合があります。
    • 更新プログラムの反映: 更新プログラムが適用されているため、機能が改善されている可能性があります。

シャットダウン

シャットダウンは、パソコンの電源を完全に切る操作です。

  • 内部で行われる処理:

    • 開いているプログラムの終了: 開いているプログラムがすべて終了します。
    • データの保存: 作業中のデータは、各アプリケーションによって自動的に保存されます。
    • Windowsの終了: Windowsが完全に終了します。
  • 再起動後の状態:

    • 前回の作業状態: 再起動時に、前回作業していた状態に戻ります(高速スタートアップ機能が有効な場合)。
    • 更新プログラムの適用: シャットダウン時にダウンロードされた更新プログラムは、次回の起動時に適用されます。

再起動とシャットダウンの違いをまとめた表

項目再起動シャットダウン
メモリクリアされるクリアされない(高速スタートアップ時)
Windows再起動完全に終了
更新プログラム自動適用される場合がある次回起動時に適用される
再起動後の状態クリーンな状態前回の作業状態(高速スタートアップ時)

どちらを選ぶべきか

  • パソコンが不安定な場合: 再起動がおすすめです。メモリがクリアされるため、一時的な不具合が解消されることがあります。
  • パソコンを長時間使わない場合: シャットダウンがおすすめです。電源を切ることで、消費電力を抑えられます。
  • Windows Updateの適用後: 再起動がおすすめです。更新プログラムを確実に適用するためには、再起動が必要です。

どちらを選ぶかは、状況によって異なります。

その他

  • 高速スタートアップ: Windows 10以降では、シャットダウン時にシステムの状態を保存し、次回の起動を高速化する「高速スタートアップ」機能が搭載されています。
  • ハイブリッドスリープ: 電源を完全に切らず、メモリの内容をハードディスクに保存してスリープ状態にする機能です。

ご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿