中学校での英語教育は、2020年度に新学習指導要領の改訂に伴い、大きく見直されました。改訂後の主なポイントは、以下のとおりです。
- 「読む・書く・聞く・話す」の4技能をバランスよく習得する
- 習得語彙数を1200語から1600~1800語に増加
- 仮定法や原形不定詞といった文法事項を学習内容に追加
- 授業のAll English化
これらの改訂により、中学校での英語教育は、これまでの「読む・書く」の比重が大きかった英語教育から、「読む・書く・聞く・話す」の4技能をバランスよく習得する英語教育へと大きく転換しました。
具体的には、授業では、具体的な課題を設定し、授業で学習した語彙・表現などを実際に活用する活動を充実させることで、英語を実際に使えるようにすることを目的とした指導が実施されています。また、授業は基本的に英語でおこなわれることで、生徒が英語に慣れ親しみ、英語でコミュニケーションする力を身につけることができるようにしています。
中学校での英語教育の目標は、英検 ®3級程度の英語力を50%以上の生徒に習得させることです。そのため、授業では、生徒の英語力に合わせて、適切な指導が行われるように工夫されています。
また、中学校での英語教育は、高校での英語教育や、大学や社会での英語学習につながるように設計されています。そのため、中学校で習得した英語力をしっかりと定着させ、高校での英語学習をスムーズに進めることができるようにすることが重要です。
中学校での英語教育は、生徒の英語力を飛躍的に向上させるために、重要な役割を果たしています。生徒は、授業に積極的に参加し、英語でコミュニケーションする力を身につけるために努力しましょう。