コンサバとは、「コンサバティブ(conservative)」の略語で、日本語では主に以下の2つの意味で使われます。
1. ファッションにおけるコンサバ
1980年代のバブル期に生まれた言葉で、当時は「カジュアル」の対義語として、落ち着いたお嬢様ファッションを指していました。現在では、トレンド感あるきれいめなお姉さんファッションをコンサバ系ファッションと呼んでいます。
コンサバ系ファッションの特徴
- 上品で控えめな印象
- 清潔感があり、きちんとした印象
- 流行に左右されない定番のアイテム
- シンプルで大人っぽいデザイン
- 女性らしいアイテムが多い
コンサバ系ファッションの代表的なアイテム
- ブラウス
- タイトスカート
- トレンチコート
- パンプス
- パールネックレス
コンサバ系ファッションが似合う人
- 清楚で上品な女性
- 大人っぽい雰囲気の女性
- きれいめな服装が好きな女性
- 流行に左右されないスタイルが好きな女性
2. 思想・考え方におけるコンサバ
政治思想や社会観においては、「伝統的な価値観を重視する」「変化を好まない」「現状維持を重視する」といった意味合いで使われます。
コンサバティブな思想・考え方の例
- 家族や地域などの伝統的な価値観を重視する
- 政治や経済の急激な変化を好まない
- 政府や企業による規制を支持する
- 個人よりも社会全体の利益を重視する
コンサバティブな思想・考え方を持つ人
- 年配者が多い
- 地方在住者が多い
- 教育レベルが低い人
- 変化を恐れる人
- 安定志向の人
コンサバとリベラルの対比
コンサバと対照的なのが、「リベラル(liberal)」です。リベラルは、「伝統的な価値観よりも個人の自由や平等を重視する」「変化を好む」「新しいものを積極的に取り入れる」といった意味合いで使われます。
コンサバとリベラルの対立
政治や社会の様々な場面で、コンサバとリベラルは対立することがあります。例えば、以下のような争点で対立することが多いです。
- 家族政策:コンサバは伝統的な家族観に基づいた政策を支持する一方、リベラルは同性婚や婚外子に対する権利拡大などを支持する。
- 経済政策:コンサバは市場経済や規制緩和を支持する一方、リベラルは政府による規制強化や社会福祉の充実を支持する。
- 外交政策:コンサバは自国の利益を優先する一方、リベラルは国際協調や人道主義を重視する。
まとめ
コンサバは、ファッションと思想・考え方において異なる意味を持つ言葉です。ファッションにおけるコンサバは、上品で落ち着いた服装を指し、思想・考え方におけるコンサバは、伝統的な価値観を重視する考え方を指します。コンサバとリベラルは、政治や社会の様々な場面で対立することが多いです。