「Checking Media Presence」または「Checking Media Fail」は、パソコンが**起動するためのデバイス(メディア)**を探している最中、または見つけられなかった場合に表示されるメッセージです。
これは通常、パソコンがどのドライブ(内蔵HDD/SSD、USBメモリ、ネットワークなど)から起動すれば良いかを確認しているステップです。
表示される主な意味
このメッセージが表示されて起動が進まない場合、主に以下のいずれかの状況を示しています。
起動順序の問題:
BIOS/UEFIの設定で、OSがインストールされている内蔵ドライブ(HDDやSSD)よりも、ネットワーク起動(PXEブート)や外部USBデバイスからの起動が優先されている。
PCは優先順位の高いメディア(ネットワークなど)の存在を確認しようとしています(
Checking Media Presence...)。
外部機器の影響:
USBメモリや外付けHDD/SSD、光学ドライブのメディアなど、起動可能な外部機器が接続されたままになっており、PCがそれを起動デバイスとしてチェックしている。
接続されている機器に起動OSがない場合、チェックが進まず停止することがある。
内蔵ドライブの認識不良・故障:
OSがインストールされている内蔵HDDやSSDが正しく接続されていない、または物理的に故障しているため、PCが起動メディアとして認識できていない。
この場合、
Checking Media FailやNo Media Presentが続くこともあります。
対処のヒント
もしこのメッセージが表示されてWindowsが起動しない場合は、以下の順で試すと解決することが多いです。
外部機器の取り外し: プリンターなどの周辺機器を除き、USBメモリ、外付けドライブ、SDカードなど、起動に関わる可能性のある外部機器をすべて取り外して、再起動してみる。
BIOS/UEFIの起動順序の確認: PCを起動し、指定のキー(機種によってF2、Del、Escなど)を連打してBIOS/UEFI設定画面に入り、起動順序(Boot Priority)を内蔵HDD/SSDが最優先になるように変更する。
BIOS/UEFIのリセット: BIOS/UEFIの設定を初期値(Default Settings)に戻す。
内蔵ドライブの確認: 上記で解決しない場合は、HDD/SSDの接続に緩みがないか確認するか、ドライブ自体の故障を疑う必要があります。
⚠️ 注意: 内部のドライブ接続の確認やBIOSの設定変更は、慎重に行う必要があります。操作に不安がある場合は、メーカーのサポートや専門家へ相談することをおすすめします。