高野山の参詣道にある町石(ちょういし)は、麓の慈尊院(じそんいん)から奥の院まで、約24キロメートルの道中に建てられています。矢立峠(やたてとうげ)は、この主要なルートではなく、かつて女人禁制だった頃に女性が参拝のために通った女人道(にょにんみち)の一部に位置しています。
そのため、矢立峠から直接大門や金剛峯寺までの町石の数を数えるのは、主要な参詣道とは異なるため、少し複雑になります。
ただし、女人道は最終的に高野山の中心部へと合流しますので、その合流点から大門、そして金剛峯寺までの町石の数を推測することは可能です。
町石の距離:
高野山の町石は、一町(いっちょう)ごとに建てられており、一町は約109メートルです。
矢立峠から大門まで:
女人道はいくつかのルートがあり、どのルートを通るかによって距離や合流地点が異なります。一般的に、女人道を通って大門方面へ向かう場合、直接的に町石が連続しているわけではありません。
主要な町石道に合流するのは、高野山の中心部に入ってからになります。大門は高野山の総門であり、多くの参詣道が合流する地点です。
正確な数を特定するのは難しいですが、女人道の一部区間や合流後の道には町石が存在します。もし、女人道からどの地点で主要な参詣道に合流されるかによって、大門までの町石の数は変わってきます。
矢立峠から金剛峯寺まで:
同様に、矢立峠から金剛峯寺まで直接町石が続いているわけではありません。女人道を通って高野山の中心部に入り、大門を通過した後、金剛峯寺までは比較的近い距離です。
大門から金剛峯寺までの間には、いくつかの町石があります。
推測される町石の数(目安):
正確な数はルートによって異なりますが、一般的な目安としてお考えください。
- 矢立峠から大門まで: 女人道から主要な参詣道に合流する地点によって大きく変わりますが、合流後の道を含めて数本から十数本程度の町石を目にすることがあるかもしれません。ただし、女人道自体には町石が設置されていない区間も多いです。
- 矢立峠から金剛峯寺まで: 上記の大門までの町石の数に加えて、大門から金剛峯寺までの間に数本程度の町石があります。
重要な注意点:
- 女人道は、主要な参詣道のように町石が一定間隔で設置されているわけではありません。
- 矢立峠が女人道のどのルート上にあるかによって、合流地点やそこからの距離が変わります。
より正確な情報を得るには、詳細な地図や高野町の観光案内などで、女人道のルートと主要な参詣道との合流地点を確認することをおすすめします。
もし、具体的な女人道のルートをご存知でしたら、より詳細な情報を提供できるかもしれません。