「新老人の会」について

 「新老人の会」についてですね。日野原重明先生が提唱され設立された「新老人の会」は、先生がお亡くなりになった後、その組織形態に変更がありました。

かつて一般財団法人ライフ・プランニング・センターが運営する全国組織でしたが、2019年9月末をもって、この全国組織としての運営は終了しました。

しかし、これは「新老人の会」の活動そのものがなくなったわけではありません。全国各地にあった支部が、それぞれ独立した団体として、日野原先生の遺志を引き継ぎ、地域に根ざした活動を現在も継続しています。

また、これらの独立した各会が緩やかな連携を保つための「『新老人の会』全国連絡会」も発足しています。

新会員の募集についても、全国一律で行っているわけではなく、それぞれの地域にある独立した「新老人の会」が個別に募集を行っています。

もしご興味がおありでしたら、お住まいの地域に「新老人の会」があるか、そして会員募集を行っているかをご確認いただくのが良い方法です。インターネットで「新老人の会 [お住まいの地域名]」などで検索すると、地域の会の情報が見つかることがあります。いくつかの地域会（例：東京、大阪、石川、鹿児島など）は独自のウェブサイトを持っており、活動内容や入会案内を掲載しています。

したがって、活動は地域ごとに継続されており、新会員の募集も各地域会が行っている、というのが現状です。

「創めることは 若さの秘訣。」という言葉

 「創めることは 若さの秘訣。」という言葉は、単に新しいことを始めるという行動だけでなく、それを通して得られる精神的な状態や、人生への肯定的な姿勢が「若さ」を保つ上で非常に重要である、という深い意味を含んでいます。

ここで言う「若さ」は、必ずしも肉体的な年齢だけを指すのではなく、以下のような精神的、内面的な「若さ」も含まれていると考えられます。

• 好奇心や探求心: 新しいことへの興味を持ち続けること。
• 柔軟性: 変化を受け入れ、新しい考え方や方法に適応できること。
• 活力や情熱: 物事に取り組むエネルギーや意欲を持っていること。
• 成長意欲: 常に学び、自分自身を向上させようとする気持ち。
• ポジティブな姿勢: 困難に直面しても前向きに捉え、乗り越えようとすること。

そして、「創めること」がなぜこれらの「若さ」の秘訣となるのかというと、それは新しいことを始めるという行為が、私たちの心と体に様々な良い影響を与えるからです。

1. 脳の活性化: 新しい情報を取り入れ、新しいスキルを習得しようとする過程は、脳に刺激を与え、認知機能の維持や向上につながります。
2. マンネリ化の防止: 同じことの繰り返しは心身を停滞させがちですが、新しいことを「創める」ことで日常に変化と刺激が生まれ、飽きや倦怠感を防ぎます。
3. 達成感と自信: 新しいことに挑戦し、小さな成功体験を積み重ねることは、達成感や自己肯定感をもたらし、ポジティブな気持ちを維持する原動力となります。
4. 新しい発見と出会い: 新しい分野に足を踏み入れることで、今まで知らなかった世界や価値観に触れ、新しい人間関係が生まれることもあります。これらは人生を豊かにし、視野を広げます。
5. 未来への希望: 新しい目標に向かって「創める」ことは、未来に対する希望や期待を生み出し、生きがいを感じることにつながります。

したがって、「創めることは 若さの秘訣。」という言葉は、「年齢に関わらず、常に新しいことへの好奇心を持ち、変化を恐れずに挑戦し続け、前向きな姿勢で人生を切り開いていくことこそが、心身ともに若々しさを保つための秘訣である」というメッセージを伝えていると言えるでしょう。それは、壮大なプロジェクトである必要はなく、趣味を始めてみたり、新しい場所に旅行に行ってみたり、今まで読まなかったジャンルの本を読んでみたり、小さな一歩を踏み出すことから始まるのかもしれません。

「ペイフォワード（Pay It Forward）」とは

 「ペイフォワード（Pay It Forward）」とは、自分が誰かから受けた親切や善意を、その本人に返すのではなく、別の誰か（通常は複数人）に渡していく、という考え方や行動のことです。

日本語では「恩送り（おんおくり）」と訳されることもあり、この方が「ペイフォワード」の概念をよく表していると言えます。「恩返し」が一対一の関係で受けた恩をその相手に返すことであるのに対し、「恩送り」は受けた恩を、直接の相手ではない別の人に送ることで、善意の輪を広げていくことを意味します。

この考えは、ある人から始まった善意が、次々と別の人へと渡されていくことで、社会全体に良い影響を与え、より良い社会を築いていこう、というポジティブな連鎖を生み出すことを目指しています。

例えば、

• 誰かに親切にしてもらったら、その人に何かお返しをするのではなく、困っている別の人を助ける。
• コーヒーショップで自分の代金と一緒に、次に並んでいる人の代金を払う。
• 自分が mentored してもらったら、今度は自分が後輩の mentor になる。

といった行動が「ペイフォワード」の実践例として挙げられます。

元々はアメリカの小説やそれを原作とした映画「ペイフォワード 可能の王国」で広く知られるようになった概念です。

The English phrase "Quality of life"

 The English phrase "Quality of life" refers to the overall well-being and satisfaction of individuals or populations. It's a broad concept that goes beyond just material wealth or physical health. It encompasses various factors that contribute to a person's happiness and sense of fulfillment in life.

Here's a breakdown of what "Quality of life" generally includes:

• Physical Health: Access to healthcare, nutrition, physical fitness, and freedom from illness and pain.
• Psychological Well-being: Mental health, emotional stability, happiness, life satisfaction, and a sense of purpose.
• Social Relationships: Having meaningful connections with family, friends, and community, feeling a sense of belonging.
• Environment: Living in a safe, clean, and pleasant environment, access to green spaces, and freedom from pollution.
• Material Well-being: Having sufficient income, housing, and resources to meet basic needs and live comfortably. This is often distinguished from "standard of living," which focuses more narrowly on economic factors.
• Education and Personal Development: Opportunities for learning, personal growth, and achieving one's potential.
• Recreation and Leisure: Having time and opportunities for enjoyable activities and hobbies.
• Safety and Security: Feeling safe from crime, violence, and other threats.
• Freedom and Rights: Having personal freedoms, human rights, and the ability to make choices about one's life.

It's important to note that Quality of life is subjective. What constitutes a high quality of life can vary greatly from person to person and across different cultures and value systems.

In essence, "Quality of life" is a holistic measure of how good a person's life is, taking into account a wide range of factors that contribute to their overall well-being and happiness.