2025年5月12日月曜日

レスポンシブなウェブサイトで、PC表示時(例えばある一定の画面幅以上)に画面全体の幅を約60%程度に制限し、中央に表示するには

CSSのメディアクエリを使用するのが一般的です。

以下にその具体的なCSSの指定方法を示します。

CSS
/* コンテンツを囲むコンテナ要素に適用します */
.container {
    width: 100%; /* デフォルトは100% (スマホなどで全幅表示) */
    margin: 0 auto; /* 中央寄せ (デフォルトでも有効だが、PC表示で重要) */
}

/* PC表示用のメディアクエリ */
/* 例として、画面幅が768px以上の場合に適用 */
@media (min-width: 768px) {
    .container {
        width: 60%; /* 画面幅を60%に制限 */
        margin: 0 auto; /* 中央寄せ */
    }
}

/* より大きな画面サイズ向けに別のブレークポイントを設定することも可能です */
/* 例として、画面幅が1024px以上の場合に適用 */
@media (min-width: 1024px) {
    .container {
        width: 60%; /* 画面幅を60%に制限 */
        /* あるいは、最大幅を指定することも検討できます */
        /* max-width: 960px; */
        margin: 0 auto; /* 中央寄せ */
    }
}

解説:

  1. .container: ウェブサイトの主要なコンテンツを囲むHTML要素(例えば div タグ)にこのクラスを適用することを想定しています。
  2. width: 100%;: デフォルト(スマホなど、小さい画面幅)では、コンテナの幅を100%にします。
  3. margin: 0 auto;: コンテナを中央寄せするための指定です。上下のマージンは0、左右のマージンはautoにすることで、利用可能なスペースが左右に均等に分配され中央に配置されます。
  4. @media (min-width: 768px): これがメディアクエリです。「画面の最小幅が768ピクセル以上の場合に、このブロック内のCSSを適用する」という意味になります。この 768px という値はブレークポイントと呼ばれ、デザインの切り替える基準となる画面幅です。プロジェクトやデザインに合わせて適切な値を設定してください。
  5. width: 60%;: メディアクエリ内で、コンテナの幅を画面幅の60%に制限しています。
  6. margin: 0 auto;: PC表示でも引き続き中央寄せを適用します。

HTMLでの適用例:

HTML
<body>
    <div class="container">
        <h1>サイトタイトル</h1>
        <p>サイトの本文...</p>
    </div>
</body>

このCSSをHTMLの<head>タグ内の<style>タグ内、または外部CSSファイルに記述してリンクすることで、PC表示時にコンテンツ領域が画面幅の60%程度になり、中央に配置されるようになります。ブレークポイント(min-widthの値)は、デザインの意図に合わせて調整してください。

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