2026年8月4日火曜日

「ピクトグラム(Pictogram)」とは

 ピクトグラム(Pictogram)」とは、文字の代わりに、意味するものをシンプルな視覚的記号(絵文字)で表したものです。

「ピクチャー(Picture:絵)」と「グラム(Gram:文字・書いたもの)」を組み合わせた言葉で、日本語では「絵文字」「絵サイン」とも呼ばれます。

1. 主な特徴と目的

  • 言語の壁を越える: 文字(日本語や英語など)が読めない外国人や小さな子どもでも、一目で意味を理解できます。

  • 瞬時の伝達: 遠くから見たときや、緊急時などでも、脳に素早く情報を伝えることができます。

  • デザインの共通化: 世界共通で使われるマークが多く、直感的に意味が通じます。

2. よく見かける身近な例

  • 非常口のマーク: 緑色の背景に、走る人がドアに向かっているおなじみのマーク。

  • トイレのマーク: 男性・女性・多目的トイレなどを表す人型のアイコン。

  • 交通・公共の標識: エレベーター、エスカレーター、禁煙、Wi-Fi、ゴミ箱などの案内表示。

  • スポーツのピクトグラム: オリンピックなどで、競技(陸上、水泳など)のポーズをシンプルに描いたもの。

「インフォグラフィック」との違い

直前にご紹介した「インフォグラフィック」が「データや複雑な情報を図解全体でわかりやすく伝えるもの」であるのに対し、「ピクトグラム」はそのインフォグラフィックの中や案内板などで使われる「一つひとつのシンプルな絵文字パーツ」という位置づけになります。

「インフォグラフィック(Infographics)」とは

 インフォグラフィック(Infographics)」とは、情報の「インフォメーション(Information)」と、図や視覚表現の「グラフィック(Graphic)」を組み合わせた言葉です。

複雑なデータ、統計、手順、歴史などを、イラストや図解、グラフ、アイコンなどを使って、視覚的にわかりやすく表現した画像や資料のことです。

1. 主な特徴・メリット

  • 直感的に理解できる: びっしりと書かれた文章や数字の羅列に比べ、パッと見ただけで全体像や傾向が頭に入りやすいです。

  • 情報伝達のスピードが速い: 視覚情報(ビジュアル)は人間の脳に瞬時に伝わるため、短時間で多くの情報を伝えることができます。

  • 記憶に残りやすい: イラストや色使いの工夫により、印象に残りやすくなります。

2. よく使われる場所・例

  • ニュースやビジネス資料: 複雑な経済の動き、アンケート調査の結果、売上の推移などを表すグラフやイラスト。

  • 公共の案内: 駅の路線図、避難経路図、非常口のピクトグラム、空港や病院の案内板。

  • 教育・説明: 機械の組み立て手順、歴史的事件の相関図、自然現象のメカニズムを解説する図解。

3. よく使われる要素

  • アイコン・ピクトグラム: 人や物事をシンプルな絵文字で表したもの。

  • チャートやグラフ: 円グラフ、棒グラフ、フローチャートなど。

  • 地図(マップ): 地域ごとのデータを色分け(コロプレス図)した日本地図や世界地図。

文字や数字だけでは難しく感じる情報も、インフォグラフィックにすることで誰でもスムーズに理解できるようになります。

「スクラッチ(Scratch)」とは

 スクラッチ(Scratch)」は、用途によっていくつかの意味がありますが、一般的には以下の3つの文脈でよく使われます。

1. プログラミング言語・学習環境(Scratch)

  • 意味: MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボが開発した、子どもやプログラミング初心者のためのビジュアルプログラミング言語・プラットフォームです。

  • 特徴:

    • 文字を入力するのではなく、色分けされた「ブロック」をマウスでパズルのように組み合わせてプログラムを作ります。

    • アニメーション、ゲーム、インタラクティブなストーリーなどを直感的に作成でき、世界中の学校やプログラミング教室などで広く使われています。

2. スクラッチくじ(削るくじ引き)

  • 意味: 表面の銀色の部分(スクラッチ部分)をコインなどで削り、隠された絵や数字を出して当たりハズレを判定するくじ引きのことです。

  • 語源: 英語で「ひっかく」「削る」を意味する scratch からきています。

3. IT・開発における「スクラッチ(ゼロからの開発)」

  • 意味: 既存のシステムやソフトウェア、フレームワークなどを流用せず、「ゼロから(一から)すべて自前で作り上げる」こと。「スクラッチ開発」「スクラッチから構築する」などのように使います。

  • 語源: 陸上競技などで、何のハンデも持たないスタートライン(Scratch line)から出発することに由来しています。

どの「スクラッチ」について詳しく知りたいか、お気軽にお知らせください。