Pythonの「キーワード(予約語)」は、Pythonという言語の中で「特別な役割」があらかじめ決まっている単語です。そのため、変数名などとして使うことはできません。
中学生でもイメージしやすいよう、主要なキーワードをアルファベット順に整理して解説します。
※Python 3.12時点で約35個ありますが、まずは特によく使う重要なものを中心にピックアップして解説します。
Pythonキーワード解説(アルファベット順)
1. and / or / not(論理演算)
条件を組み合わせる時に使います。
and: 「かつ」
or: 「または」
not: 「〜ではない」
age = 14
# 13歳以上、かつ、15歳以下なら
if age >= 13 and age <= 15:
print("中学生ですね!")
2. as(別名をつける)
名前が長いライブラリなどを、短い名前で呼びたい時に使います。
import datetime as dt # datetimeを「dt」という名前で使う
print(dt.date.today())
3. break / continue(ループの制御)
break: ループを途中で強制終了します。
continue: その回の処理をスキップして、次の回へ進みます。
for i in range(5):
if i == 3:
break # 3になったら終わり
print(i) # 0, 1, 2 まで表示
4. class(設計図を作る)
「モノ」の設計図(クラス)を作るときに使います。
class Dog:
def bark(self):
print("ワン!")
pochi = Dog() # 設計図からポチを作る
pochi.bark()
5. def(関数を定義する)
何度も使う処理に名前をつけて、一まとめにします(defineの略)。
def greeting(name):
print("こんにちは、" + name + "さん!")
greeting("Python君") # 呼び出し
6. elif / else / if(条件分岐)
「もし〜なら」という枝分かれを作ります。
score = 80
if score >= 90:
print("天才!")
elif score >= 60:
print("合格!")
else:
print("がんばろう")
7. False / True / None(値の状態)
True: 正しい(真)
False: 間違い(偽)
None: 何もない、空っぽ
is_happy = True
data = None # まだデータが入っていない状態
8. for / in(繰り返し)
リストの中身を一つずつ取り出して処理します。
colors = ["赤", "青", "黄"]
for color in colors:
print(color + "色")
9. import / from(道具箱を呼ぶ)
他のファイルや便利な機能を読み込みます。
from math import sqrt # 数学機能から「平方根」だけ借りる
print(sqrt(16)) # 4.0
10. lambda(一行関数)
名前をつけない、使い捨ての簡単な関数を作ります。
plus_one = lambda x: x + 1
print(plus_one(5)) # 6
11. return(結果を返す)
関数の処理結果を、呼び出し元に渡します。
def double(n):
return n * 2
result = double(10) # resultは20になる
12. try / except / finally(エラー対策)
プログラムが止まってしまわないよう、エラーが起きた時の動きを決めます。
try:
print(10 / 0) # 0で割るとエラーになる
except ZeroDivisionError:
print("0で割ることはできません!")
キーワード一覧の見方
Python自身に「キーワードの一覧を見せて」と頼むこともできます。Google Colabなどで以下の2行を実行してみてください。
import keyword
print(keyword.kwlist)
注意: キーワードはすべて小文字(True, False, None以外)です。1文字でも大文字にするとエラーになるので気をつけましょう!