PyScript(パイスクリプト)を一言で言うと、**「HTMLの中にPythonを直接書いて、Webブラウザ上でそのまま動かせるようにする技術」**です。
通常、Pythonを動かすにはPCにインストールが必要ですが、PyScriptはその常識を覆す画期的なツールです。
1. PyScriptとは何か?(特徴)
これまでは、Webサイトで動きを作るには JavaScript という言語を使うのが一般的でした。しかし、PyScriptの登場により、HTML(Webサイトの骨組み)の中にPythonコードを埋め込んで実行できるようになりました。
インストール不要: 使う側(ユーザー)も作る側も、PythonをPCにインストールする必要がありません。
ブラウザだけで完結: ChromeやEdgeなどのブラウザがあれば、Windows、Mac、スマホを問わず動きます。
Pythonのライブラリが使える:
pandas(データ分析)やmatplotlib(グラフ作成)といった強力な道具もブラウザ上で使えます。
2. どのように使うのか?(コードの例)
使い方は驚くほど簡単です。HTMLファイルに「魔法の数行」を書き足すだけです。
最もシンプルなコード例
以下のコードをメモ帳などに貼り付けて .html として保存し、ブラウザで開くだけでPythonが動きます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<link rel="stylesheet" href="https://pyscript.net/releases/2024.1.1/core.css">
<script type="module" src="https://pyscript.net/releases/2024.1.1/core.js"></script>
</head>
<body>
<h1>PyScriptのテスト</h1>
<script type="py">
print("こんにちは!これはブラウザ上のPythonから出力されています。")
</script>
</body>
</html>
3. 特別な実行環境は必要ですか?
いいえ、特別なサーバーやPC設定は一切不要です。
必要なもの: インターネット環境とWebブラウザだけです。
仕組み: PyScriptがインターネット経由で「Pythonをブラウザで動かす仕組み」を自動的に読み込んでくれるため、私たちが何かを準備する必要はありません。
4. メリットとデメリット
非常に便利なPyScriptですが、知っておくべき点もあります。
| 項目 | 内容 |
| メリット | 環境構築で挫折しない。作ったプログラムをURLで公開しやすい。 |
| デメリット | 最初に読み込む際、少し時間がかかる(重い)。複雑な処理はまだJavaScriptの方が速い場合がある。 |
まとめ
PyScriptは、**「PythonをWebアプリのように手軽に公開したい」**という時に非常に強力なツールです。Google Colabが「学習・分析用」なら、PyScriptは「誰かに使ってもらうツール作成用」というイメージですね。
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もし興味があれば、PyScriptを使って「ボタンを押すと計算する簡単なWebページ」の作り方を具体的に紹介しましょうか?
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