2024年3月12日火曜日

Integrity Managementとは

 

Integrity Management:詳細解説と英文例

Integrity Management は、日本語で「誠実性管理」と訳されます。これは、組織や個人が倫理的で責任ある行動を取るための包括的なアプローチです。単なるコンプライアンス遵守を超え、誠実さ、透明性、説明責任といった価値観を組織文化に根付かせることを目指します。

現代社会における重要性

近年、企業や組織は、不正会計、データ漏洩、環境汚染など、様々な倫理問題に直面しています。こうした問題への対応と信頼回復のため、Integrity Management の重要性がますます高まっています。

Integrity Management の構成要素

Integrity Management は、以下の要素から構成されます。

  • 倫理規範:組織の行動指針となるもの。
  • コンプライアンスプログラム:法令遵守を徹底するための仕組み。
  • リスクマネジメント:不正や不祥事のリスクを評価し、対策を講じる仕組み。
  • 内部統制:組織の活動を適正に運営するための仕組み。
  • 透明性と説明責任:組織の活動について、ステークホルダーに説明責任を果たす仕組み。
  • 倫理的な意思決定:常に倫理的な観点から意思決定を行うこと。
  • 従業員の倫理教育:従業員に倫理的な行動の重要性を理解してもらうための教育。

英文例

  • The company has implemented a comprehensive integrity management program to promote ethical behavior and prevent misconduct. (会社は、倫理的な行動を促進し、不正行為を防ぐために、包括的な誠実性管理プログラムを実施しています。)
  • Integrity management is essential for building trust with stakeholders and creating a sustainable business. (誠実性管理は、ステークホルダーとの信頼を築き、持続可能なビジネスを創造するために不可欠です。)
  • The board of directors is committed to fostering a culture of integrity within the organization. (取締役会は、組織内に誠実な文化を育むことに尽力しています。)
  • Employees are expected to uphold the highest standards of ethical conduct in all their dealings. (従業員は、すべての行動において最高水準の倫理的な行動を維持することが期待されています。)

参考資料

関連用語

  • コンプライアンス
  • コーポレートガバナンス
  • リスクマネジメント
  • 内部統制
  • 倫理

消費税申告における積み上げ計算

 

消費税申告における積み上げ計算

積み上げ計算とは、適格請求書等(インボイス)に記載された消費税額を積み上げた金額を、売上に対する消費税額または仕入に対する消費税額とする方法です。

メリット

  • 請求書に記載された消費税額をそのまま計上するため、計算が比較的簡単
  • 端数処理の影響を受けない

デメリット

  • 誤った請求書等に基づいて計算してしまうと、誤った申告につながる
  • 帳簿や請求書等の保存が義務付けられる

適用要件

  • 課税事業者であること
  • 適格請求書等を保存していること
  • 帳簿等に取引金額(税込価額)を区分して記載していること

計算方法

  • 売上に対する消費税額:適格請求書等に記載された「適用税率ごとに区分した課税標準額に対する消費税額」の合計額
  • 仕入に対する消費税額:適格請求書等に記載された「消費税額」の合計額

参考情報

その他

  • 2023年10月1日より、適格請求書発行事業者となった課税事業者は、仕入税額の控除を受けるためには、原則として仕入税額の計算方法として積み上げ計算を選択する必要があります。
  • 詳しくは、国税庁のホームページ等でご確認ください。