印紙の計上科目は、租税公課または貯蔵品のどちらかになります。どちらの科目を使うかは、印紙の扱い方によって異なります。
租税公課で計上する場合
- 印紙を購入してすぐに使用する場合: 印紙税は税金の一種であるため、一般的に租税公課で計上します。
- 仕訳例:
- 租税公課 〇〇円 現金(または銀行) 〇〇円
貯蔵品で計上する場合
- 印紙をまとめて購入し、一部をすぐに使用し、残りを保管する場合: 購入時に租税公課で計上し、期末に未使用の印紙を貯蔵品に振り替えます。
- 仕訳例(購入時):
- 租税公課 〇〇円 現金(または銀行) 〇〇円
- 仕訳例(期末、未使用分の振り替え):
- 貯蔵品 〇〇円 租税公課 〇〇円
どちらの科目を使うべきか?
- すぐに使用する場合は租税公課: 印紙を購入してすぐに使用する場合には、租税公課で計上するのが一般的です。
- 保管する場合には貯蔵品: 印紙を保管する場合には、購入時に租税公課で計上し、期末に貯蔵品に振り替えます。
注意点
- 消費税: 収入印紙は原則として消費税が非課税ですが、金券ショップなどで購入した場合は消費税が課税されることがあります。
- 証拠書類: 印紙を購入した際の領収書は、経費として計上する際に必要となるため、大切に保管しておきましょう。
まとめ
印紙の計上科目は、印紙の扱い方によって租税公課と貯蔵品のどちらかを選択します。どちらの科目を使うべきか迷った場合は、税理士など専門家にご相談ください。
より詳しく知りたい場合は、以下の情報も参考にしてください。
- freee:
https://www.freee.co.jp/kb/kb-journal/print-fee/ - 弥生:
https://www.yayoi-kk.co.jp/kaikei/oyakudachi/shunyuinshi-kanjokamoku/
免責事項: この情報は一般的な情報であり、個々の状況に合わせて適切な判断を行う必要があります。税務に関するご質問は、税理士など専門家にご相談ください。