HTML5の<video>
タグを使って、拡張子.movの動画を埋め込むことは可能です。
しかし、注意点がいくつかあります。
- ブラウザのサポート状況: 以前はブラウザによって対応している動画形式が異なっていたため、.mov形式が再生できないブラウザもありました。現在では、主要なブラウザの多くは.mov形式をサポートしていますが、全ての環境で確実に再生される保証はありません。
- 推奨形式: 互換性を最大限に高めるためには、現在ではMP4形式が最も推奨されています。MP4は、主要なブラウザで広くサポートされており、効率的な圧縮と高品質な再生が可能です。
- コーデック: .movはコンテナ形式であり、その中身の動画データは様々なコーデックでエンコードされています。ブラウザがそのコーデックに対応していない場合、再生できない可能性があります。
結論として、HTMLで.mov動画を処理することはできますが、より確実な再生を保証するためには、MP4形式に変換することをおすすめします。
もし.movファイルを使用する場合は、以下のように<video>
タグで指定します。
HTML
<video controls width="640" height="360">
<source src="your_video.mov" type="video/quicktime">
<p>お使いのブラウザは動画の再生に対応していません。</p>
</video>
type="video/quicktime"
は、ブラウザにQuickTime形式の動画であることを示しますが、ブラウザがこのMIMEタイプに対応している必要があります。
より安全な方法としては、複数の形式を提供し、ブラウザが再生できる形式を選択するようにするのが一般的です。
HTML
<video controls width="640" height="360">
<source src="your_video.mp4" type="video/mp4">
<source src="your_video.mov" type="video/quicktime">
<p>お使いのブラウザは動画の再生に対応していません。</p>
</video>
このコードでは、まずMP4形式の動画を試行し、それが再生できない場合にMOV形式を試すようになっています。