2026年5月19日火曜日

「last but not least」の使われ方

 「last but not least」(またはコンマなしの last but not least)は、スピーチ、プレゼンテーション、あるいは文章の中で、複数の人や物を順番に紹介・列挙する際の最後に使われる定番の決まり文句です。

意味やニュアンス、使い方を詳しく解説したあと、実践的な例文10選と、同じような意味を持つ大換え表現を紹介します。


1. 意味とニュアンス

  • 意味: 最後になりますが、決して軽んじるべきではない重要なこととして / 最後になりましたが、同様に重要なのは

  • 解説: 順番に名前や項目を挙げていくと、どうしても最後に紹介するものが「一番重要度が低い」「おまけ」のように感じられてしまうことがあります。それを防ぐために、「順番としては最後(last)になったけれど、重要性や価値は決して一番小さく(least)はないですよ」 と強調・フォローする役割を持っています。


2. 実践例文10選

ビジネスの場、イベントの司会、お礼のメッセージなどでよく使われるパターンです。

人を紹介する・感謝を伝える場面

  • 1. And last but not least, I’d like to thank my wife for her endless support.

    (そして最後になりましたが、決して忘れてはならない大切な人として、私を支え続けてくれた妻に感謝します。)

  • 2. Last but not least, let’s welcome our final guest, Dr. Smith.

    最後になりますが、同様に重要な最後のゲスト、スミス博士をお迎えしましょう。)

  • 3. We must thank the volunteers, and last but not least, our sponsors.

    (ボランティアの皆さん、そして最後になりましたが大切なスポンサーの皆様に感謝しなければなりません。)

  • 4. Last but not least, I want to thank the IT team for keeping everything running smoothly.

    最後になりますが重要なこととして、すべてをスムーズに運営してくれたITチームに感謝します。)

特徴や理由、項目を列挙する場面

  • 5. This laptop is fast, lightweight, and last but not least, affordable.

    (このパソコンは高速で、軽量、そして最後になりますが(非常に重要な点として)、価格が手頃です。)

  • 6. Exercise reduces stress, improves sleep, and last but not least, boosts your energy.

    (運動はストレスを減らし、睡眠を改善し、そして最後になりましたが重要なことに、活力を高めてくれます。)

  • 7. Last but not least, please remember to lock the door when you leave.

    最後になりますが(決して忘れてはいけない重要なこととして)、退出時は必ずドアをロックしてください。)

  • 8. We need a proper budget, skilled staff, and last but not least, clear leadership.

    (私たちには、適切な予算、熟練したスタッフ、そして最後になりましたが非常に重要な、明確なリーダーシップが必要です。)

  • 9. Our product is durable, eco-friendly, and last but not least, beautifully designed.

    (当社の製品は耐久性があり、環境に優しく、そして最後になりますが、デザインが美しいのが特徴です。)

  • 10. Last but not least, we must consider the long-term environmental impact.

    最後になりますが(決して無視できない重要な点として)、私たちは長期的な環境への影響を考慮しなければなりません。)


3. 同じ意味・似たニュアンスの言い換え表現

場面や好みに応じて、以下のような表現に置き換えることができます。

  • Finally, and equally importantly, ...

    (最後に、そして同じように重要なことですが…)

    • 最も「last but not least」に近い、丁寧で使いやすい表現です。

  • Last of all, but by no means least, ...

    (最後になりますが、決して軽んじるべきではないこととして…)

    • 「by no means(決して〜ない)」を使うことで、よりフォーマルで強調された響きになります。

  • Finally, yet importantly, ...

    (最後に、しかし重要なことに…)

    • 少し短くすっきりとまとめたいときに便利です。

  • Save the best for last

    (一番良いものは最後に取っておく)

    • これはフレーズ単体というよりはことわざのような表現ですが、「最後に一番素晴らしいものを紹介するよ!」とポジティブに場を盛り上げたいときに使われます(例: “We saved the best for last.”)。