東員町の学童保育の現状と適用状況について、現在の情報から読み取れる範囲で解説します。
1. 学童保育所の施設数と運営状況
東員町内には、複数の学童保育所(放課後児童クラブ)が設置されています。具体的な名称と所在地は以下の通りです(2025年6月26日更新の情報より)。
キッズ東員1, 2, 3:神田小学校プール南、神田小学校内
稲部学童クラブ第1, 第2:稲部小学校南、稲部小学校内
三和学童保育所:三和小学校東
学童クラブバンブーキッズ西A, B:笹尾西小学校南、笹尾西小学校内
学童クラブバンブーキッズ東A, B:笹尾東小学校内
城山地区留守家庭児童会(ちきゅうクラブ):城山小学校内
これらの学童保育所の多くは、東員町から委託を受けた父母会や民間団体によって運営されています。町は、各学童保育所に対し、研修、指導、監査等を行い、適正な運営を図っているようです。
2. 利用状況と定員について
過去の資料(第2期東員町子ども・子育て支援事業計画 実施状況報告書 令和5年度)によると、東員町の学童保育所の利用児童数は、年々増加傾向にあります。これは、子育て世帯の転入や共働き世帯の増加が要因と考えられています。
具体的な利用児童数については、上記の資料で、以下のような実績が示されています(年度は不明ですが、新しい情報と推察されます)。
学童保育所数:9か所
利用児童数:339人
また、各学童保育所には定員が設けられており、例えば、東員町放課後児童クラブ運営業務委託仕様書には、以下の定員が明記されています(令和7年度から新規開設の施設を含む)。
稲部学童クラブ第1:67人
稲部学童クラブ第2:57人
学童クラブバンブーキッズ西:44人
学童クラブバンブーキッズ西B(仮称):43人
3. 待機児童の状況
三重県全体としては、放課後児童クラブの施設の新設や改修等により、待機児童数は減少傾向にあるとされていますが、依然として複数の市町で待機児童が発生している状況です(令和元年5月1日現在で74人)。
東員町に関する直接的な待機児童数の具体的な数値は見当たりませんでしたが、学童保育所「日の本クラブ」のモットーとして「待機児童は出しません」と掲げられていることから、町全体として待機児童を減らす努力がなされていることが伺えます。
ただし、利用者の増加は定員を超える可能性もあると認識されており、引き続き状況を注視していく必要があると考えられます。
4. 課題と今後の取り組み
東員町の学童保育における課題としては、以下のような点が挙げられています。
施設老朽化: 笹尾東地区の施設老朽化が課題となっており、計画的な整備が実施されていく予定です。
支援員の確保: 三重県全体、東員町でも保育士不足が課題となっており、放課後児童支援員の不足も待機児童発生の一因とされています。引き続き、支援員の確保に向けた取り組みが必要です。
新・放課後子ども総合プランの推進: 放課後児童クラブと放課後子ども教室の一体的な体制づくりと事業実施に向け、教育委員会担当課と子育て支援担当課の連携により推進していく方針です。現状では放課後子ども教室が実施できていないため、一体的な事業実施に向けた検討が進められています。
5. 利用申込みと問い合わせ先
学童保育所の利用を希望する場合は、年度ごとの入所(再入所)説明会への参加が必須です。各学童保育所が個別に運営しているため、利用に関する具体的な問い合わせは、希望する学童保育所に直接連絡することが推奨されています(多くの場合、平日15時から18時の間に電話受付)。
東員町は、子育て支援の充実を基本施策として掲げており、今後も学童保育の質の向上と利用環境の整備に努めていくと考えられます。
最新かつ正確な情報については、必ず東員町役場のウェブサイトや担当部署(子ども家庭課など)に直接お問い合わせください。