まず前提として補足いたしますと、「セパタクロー」および「カバディ」は、パラリンピック(障がい者スポーツ)の実施競技ではなく、アジア競技大会(健常者の大会)の正式競技として実施されている東南アジア・南アジア発祥のスポーツです。
どちらもアジア地域で絶大な人気を誇る伝統的かつ非常にダイナミックな競技ですので、それぞれの魅力を分かりやすく解説します。
1. セパタクロー(Sepak Takraw)
〜「足で行うバレーボール」であり「空中の格闘技」〜
マレー語で「セパ(蹴る)」、タイ語で「タロー(ボール)」を意味する、東南アジア発祥の球技です。
- 基本ルール バレーボールに似たコートとネットを使用しますが、手や腕を使うことは厳禁です。足、膝、頭、胸などを使ってボールを打ち合い、相手コートに落とさないように返球します。1チーム3人(レグ)や4人(クアッド)で行われ、トス・トス・アタックの3打以内で相手コートに返します(同じ人が連続で触っても良いのがバレーボールとの違いです)。
- ここが見どころ! プラスチック製の網目状のボールを使い、宙返りをしながら鋭いスパイクを打ち込む「ローリング・アタック」や、高い打点でのブロックなど、まるでアクロバットのようなダイナミックな空中戦が見どころです。
2. カバディ(Kabaddi)
〜「走る格闘技」と呼ばれる究極の鬼ごっこ〜
インドを中心とした南アジアで古くから親しまれているチーム格闘球技(ボールは使いません)です。
- 基本ルール 1チーム7人がコートに入り、攻撃(レイダー)と守備(アンティ)に分かれて戦います。
- 攻撃側: 代表者1人が敵陣に入り、守備側の選手にタッチして自陣に戻ることができれば得点(タッチした人数分)が入ります。
- 守備側: 敵陣から入ってきた攻撃者をチーム全員で協力して捕まえ(タックルなど)、自陣に戻らせないように阻止できれば守備側に得点が入ります。
- 特徴的なルール(キャント) 攻撃者は敵陣にいる間、息を中断することなく「カバディ、カバディ…」と声を出し続けなければならないという独特なルールがあります。声が途切れたり息を吸ったりするとアウトになります。
- ここが見どころ!攻撃者と守備者の極限の駆け引きに加え、一瞬の隙をついた素早いタッチや、守備チーム全体で飛びかかる激しいタックルの攻防が魅力です。
いずれもアジア競技大会ならではの看板競技であり、非常にスピーディーで迫力に満ちた魅力的なスポーツです。