図書館のシステムで、NDCは「日本十進分類法」の略称です。図書館の本を分類するための体系です。
NDCは、0から9までの十進数字で構成されています。左側から「類」「綱」「目」「細目」の4段階に分けられ、右側に0でない数字が増えるほど内容を細かく分類していきます。
たとえば、日本史の本は「2 歴史」の「21 東洋史」の「210 日本史」に分類されます。
NDCの目的は、図書館の本を体系的に分類し、利用者が目的の本を簡単に見つけることができるようにすることです。また、図書館同士で蔵書を相互利用できるようにするためにも役立ちます。
NDCは、日本では1929年に制定されて以来、多くの図書館で採用されています。現在は、新訂9版が最新版です。
NDCのメリットは、以下のとおりです。
- 体系的に分類されているため、目的の本を簡単に見つけることができる。
- 図書館同士で蔵書を相互利用できる。
- 図書館のスタッフが本を分類する際に、共通の基準で分類することができる。
NDCのデメリットは、以下のとおりです。
- 分類が複雑なため、習得に時間がかかる。
- 最新の知識や情報を反映するのに時間がかかる場合がある。
NDCは、図書館の本を分類するための便利な体系です。しかし、デメリットもあるため、図書館の利用者は、NDCの基本的な仕組みを理解しておくとよいでしょう。
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