文部科学省は、2020年から全面実施された小学校学習指導要領において、プログラミング教育を必修化しました。プログラミング教育のねらいは、次のとおりです。
- 身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと。
- コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づくりに生かそうとする態度を身につけること。
プログラミング教育の対象は、すべての小学校1年生から6年生までです。具体的な内容は、次のとおりです。
- 1年生:コンピュータの働きやプログラミングの役割について理解する。
- 2年生:簡単なプログラムを作成して、意図した動きを実現する。
- 3年生:問題を解決するために必要な手順をプログラムで表現する。
- 4年生:複数の条件や繰り返し処理を用いて、より複雑なプログラムを作成できるようになる。
- 5年生:データの入力や出力を用いて、より実践的なプログラムを作成できるようになる。
- 6年生:プログラミングの基礎的な知識や技能を身につけ、より創造的なプログラムを作成できるようになる。
プログラミング教育の実施に当たっては、次の点に留意する必要があります。
- プログラミングを体験しながら、論理的思考力や問題解決力を身につけることを重視する。
- 教師の指導力や教材の充実を図る。
- 家庭や地域との連携を図る。
文部科学省は、小学校におけるプログラミング教育の推進に向けて、次の施策を実施しています。
- プログラミング教育の指導者養成の充実
- 教材やカリキュラムの開発
- プログラミング教育に関する情報提供
小学校におけるプログラミング教育は、今後もさらに発展していくことが期待されています。
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