2024年8月21日水曜日

高齢者がエンディングノートに明記すべき具体的な項目

エンディングノートは、ご自身が亡くなった後、ご家族や周囲の方々がスムーズに手続きを進められるよう、大切な情報をまとめておくためのものです。

具体的に明記しておくと良い項目は以下の通りです。

1. 個人情報

  • 氏名、生年月日、現住所: 戸籍謄本や住民票と照らし合わせることができるように、正確に記載しましょう。
  • 連絡先: 固定電話、携帯電話、メールアドレスなど、連絡を取りやすい情報を複数記載しておくと良いでしょう。
  • 身分証明書: 運転免許証、パスポートなどの番号や発行年月日などを記載しておきましょう。

2. 家族情報

  • 配偶者、子供、親族の氏名と連絡先: 緊急連絡先として、必ず記載しておきましょう。
  • 相続人: 遺産の相続人となる方の氏名と続柄を記載しておくと、相続手続きがスムーズに進みます。

3. 財産情報

  • 銀行口座: 口座名義、口座番号、支店名などを記載しましょう。
  • 不動産: 所有している不動産の所在地、登記情報などを記載しましょう。
  • 有価証券: 株式、債券などの種類と数量を記載しましょう。
  • 保険: 生命保険、医療保険などの契約内容を記載しましょう。
  • 預金通帳、証券などの保管場所: どこに保管しているのかを明確に記載しておきましょう。

4. 葬儀に関すること

  • 葬儀の形式: 家族葬、社葬など、希望する葬儀の形式を記載しましょう。
  • 宗教: 宗教観に基づいた葬儀を希望する場合、その旨を記載しましょう。
  • お墓: お墓の場所、宗派、管理者などを記載しましょう。
  • 戒名: 戒名を希望する場合は、その旨を記載しましょう。
  • 葬儀費用: 葬儀費用を誰が負担するか、あるいは費用をどのように捻出するかを記載しておくと良いでしょう。

5. 医療に関すること

  • かかりつけ医: かかりつけ医の氏名と連絡先を記載しましょう。
  • 持病: 患っている病気やアレルギーなどを記載しましょう。
  • 服用中の薬: 服用している薬の種類と量を記載しましょう。
  • 臓器提供: 臓器提供を希望する場合は、その旨を記載しましょう。
  • 延命治療: 延命治療に関する希望があれば、具体的に記載しましょう。

6. その他

  • デジタル資産: パソコン、スマートフォン、クラウドサービスなど、デジタル資産のパスワードやIDなどを記載しておきましょう。
  • ペット: ペットがいる場合は、その種類、名前、預かる人を記載しておきましょう。
  • 大切な人へのメッセージ: 家族や友人への感謝の言葉や、最後に伝えたいことを記載しましょう。

エンディングノートを作成する際の注意点

  • 定期的に見直し、更新する: ライフスタイルの変化に合わせて、定期的に見直し、更新することが大切です。
  • 保管場所を家族に伝える: エンディングノートの保管場所を家族に伝え、分かりやすい場所に保管しておきましょう。
  • 複数の場所にコピーを作成する: 万が一、紛失した場合に備えて、複数の場所にコピーを作成しておきましょう。

エンディングノートを作成することで、ご自身の思いを家族に伝え、ご家族の負担を軽減することができます。

参考資料

ご自身の状況に合わせて、必要な項目を追記して、自分だけのエンディングノートを作成してみてはいかがでしょうか。

もし、エンディングノートの作成について何かご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。

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