2023年12月10日日曜日

日本型メンバーシップ雇用とは

 日本型メンバーシップ雇用とは、職務や勤務地を限定せず、新卒で総合職として採用し、長期にわたって雇用する雇用形態です。

具体的には、以下の特徴が挙げられます。

  • 職務や勤務地を限定しない
  • 新卒一括採用を基本とする
  • 終身雇用を前提とする
  • 年功序列を基本とする

メンバーシップ型雇用は、日本企業の伝統的な雇用形態であり、企業と従業員が一体となって成長していくことを前提としています。

メリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • 企業と従業員の結びつきが強い
  • 従業員のモチベーションやエンゲージメントが高まる
  • 人材育成に有利

一方、デメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • 社員の流動性が低い
  • 企業の変化に対応しにくい
  • 給与体系が画一化されやすい

近年、グローバル化や働き方改革の進展などにより、日本型メンバーシップ雇用は徐々に変化を見せています。

例えば、終身雇用や年功序列の見直し、多様な働き方の推進などが行われており、今後もさらなる変化が予想されます。

以下に、日本型メンバーシップ雇用とジョブ型雇用の違いをまとめます。

項目日本型メンバーシップ雇用ジョブ型雇用
職務限定しない限定する
勤務地限定しない限定する
採用新卒一括採用を基本とする年齢・経験を問わず採用する
雇用形態正社員を基本とする正社員、契約社員、派遣社員など多様な雇用形態がある
雇用期間長期雇用を前提とする定年まで雇用するわけではない
給与体系年功序列を基本とする職務や役割に応じた給与体系であることが多い
キャリア形成会社主導でキャリア形成を行う本人の希望やスキルに応じてキャリア形成を行う

日本型メンバーシップ雇用とジョブ型雇用は、それぞれのメリットとデメリットがあるため、企業や従業員の状況に応じて適切な雇用形態を選択することが重要です。

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