2023年11月6日月曜日

日本の小春日和に相当する米国の言葉にインデアンサマーってありますか?

 はい、あります。インデアンサマーは、米国で晩秋から初冬にかけてみられる、晴天が続き、日中は高温、夜間は冷え込む特異な期間をいう言葉です。日本の小春日和とほぼ同じ意味です。

インデアンサマーは、米国東部のニューイングランド地方で最もひんぱんに使用される語ですが、現在では英語を話す各国で用いられています。

インデアンサマーの語源は、18世紀後半、植民地をめぐる争いが行われていた頃の北アメリカです。当時、アメリカ・インディアンは、この時期を利用して、冬に向けて収穫物を貯蔵する作業を行っていました。そのため、この時期の温かい天候を「インディアンたちの収穫の時期」という意味で「インディアンサマー」と呼ぶようになったと考えられています。

日本では、小春日和は、旧暦10月の別称で、新暦の11月から12月初めにあたる頃です。インデアンサマーは、米国では、晩秋から初冬にかけてみられるため、小春日和より少し時期がずれています。

しかし、どちらも、本来は寒い時期にみられる暖かい日和という意味で、ほぼ同じ意味と考えてよいでしょう。

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