質問:
尿酸値が 高くて痛風が出ました。 その後、尿酸を下げる 薬を 飲んで、尿酸値は下がりました。 薬は継続して飲んでいます。 しかし、痛風がまた出るようになってしまいました。 どうしたらいいですか?
答え:
尿酸値が下がっているにもかかわらず痛風発作が再発とのこと、お辛いですね。いくつかの原因が考えられますので、以下に説明します。
1. 尿酸値の下げ方が急激だった
尿酸値を急激に下げると、かえって痛風発作を起こしやすくなる場合があります。これは、体内に蓄積された尿酸が一気に溶け出し、関節に結晶として析出するためと考えられています。薬の服用を始めたばかりの場合は、この可能性があります。
2. 尿酸値を下げる薬が自分に合っていない
尿酸値を下げる薬にはいくつかの種類があり、それぞれ作用機序や効果・副作用が異なります。服用している薬が自分に合っていない場合、十分な効果が得られず、痛風発作を繰り返す可能性があります。
3. 生活習慣が改善できていない
高尿酸血症や痛風は、生活習慣が大きく影響する病気です。薬を服用していても、プリン体やアルコールの摂取量が多かったり、運動不足だったりすると、痛風発作を再発しやすくなります。
4. その他の病気の影響
糖尿病や腎臓病などの他の病気があると、痛風発作を再発しやすくなります。これらの病気は、尿酸の排泄を妨げたり、痛風発作を起こしやすくする物質の産生を促進したりするためです。
再発を防ぐために
以下の点に注意して、痛風発作の再発を防ぎましょう。
- 医師に相談する: 痛風発作を再発した場合は、必ず医師に相談しましょう。再発の原因を特定し、適切な治療法を検討する必要があります。
- 薬を正しく服用する: 医師から処方された薬は、指示通りに正しく服用しましょう。自己判断で服用を中断したり、量を減らしたりすることは絶対に避けてください。
- 生活習慣を改善する: プリン体やアルコールの摂取量を控え、適度な運動をするようにしましょう。また、肥満している場合は、体重を減らすことも重要です。
- 他の病気の治療をしっかり受ける: 糖尿病や腎臓病などの他の病気がある場合は、これらの病気の治療をしっかり受けることが重要です。
その他
- 痛風発作が起こったときは、患部を冷やし、安静にすることが大切です。
- どうしても痛みが強い場合は、痛み止めを服用することもできますが、医師に相談してから服用するようにしましょう。
痛風は適切な治療と生活習慣の改善によって、うまくコントロールすることができます。再発を繰り返さないよう、上記の点に注意して、しっかりと対策していきましょう。
参考情報
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