2024年6月15日土曜日

社会的養護自立支援拠点事業とは

社会的養護自立支援拠点事業は、2024年4月から施行された改正児童福祉法に基づく制度で、社会的養護(里親、児童養護施設など)を出た若者や、里親等に委託されていた若者が、地域で自立した生活を送れるよう支援することを目的としています。

主な内容

  • 居場所の提供:相談や交流の場となる拠点を設け、安心して過ごせる場所を提供します。
  • 相談支援生活、就職、進学、人間関係など様々な悩みについて、専門相談員が相談に応じ、必要な支援につなぎます。
  • 専門機関への繋ぎ:医療機関や就労支援機関など、必要な専門機関への紹介や、連携を行います。
  • 一時的住まいの提供:帰住先を失った場合などに、一時的に滞在できる住まいを提供します。(任意)

対象者

  • 18歳(措置延長の場合は20歳)までに措置が解除された若者
  • 里親等に委託されていた若者
  • 虐待などの経験があり、公的支援を受けにくい若者
  • 上記に該当する若者と同等の状況にある若者

支援のしくみ

  1. 拠点を訪れる:相談支援員と面談し、必要な支援について話し合います。
  2. 個別支援計画を作成:相談支援員と協力して、個々の状況や目標に合わせた支援計画を作成します。
  3. 必要な支援を受ける:計画に基づき、居場所の提供、相談支援、専門機関への繋ぎ、一時的住まいの提供などの支援を受けます。

社会的養護自立支援拠点事業の重要性

社会的養護を巣立った若者は、家計管理、人間関係、就職活動など様々な面で多くの課題を抱えています。

社会的養護自立支援拠点事業は、こうした若者たちが地域の中で自立した生活を送れるよう、必要な支援を提供することで、社会の一員として生きていく力を身につける手助けとなります。

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