2024年7月13日土曜日

1947年とは

 1947年は、世界中にとって激動の年でした。第二次世界大戦の終結から2年目を迎え、各国は復興と新しい秩序作りに奔走していました。

日本にとって、1947年は大きな転換点となりました。

  • 日本国憲法施行: 5月3日に施行された日本国憲法は、戦前の大日本帝国憲法と大きく異なり、主権在民、基本的人権の尊重、平和主義を柱とした民主主義憲法でした。
  • 教育改革: 6・3・3・4制が導入され、義務教育が9年間となりました。また、男女共学が徹底され、新しい教育内容が導入されました。
  • GHQによる占領: GHQによる占領は1952年まで続きましたが、1947年はその土台が築かれた年と言えます。

世界では、以下のような出来事が起こりました。

  • 冷戦の始まり: アメリカとソビエト連邦の対立が深まり、冷戦と呼ばれる東西対立の時代が始まりました。
  • インド・パキスタンの独立: イギリス領インドが独立し、インドとパキスタンが誕生しました。
  • マーシャルプラン開始: アメリカはヨーロッパ諸国の復興を支援するため、マーシャルプランと呼ばれる経済援助プログラムを開始しました。

1947年は、戦争の傷跡が残る中で、新しい時代が始まった年と言えるでしょう。

以下、1947年のその他の主な出来事を箇条書きで紹介します。

  • 1月1日:連合国軍占領下のオーストリアで、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートが初めて開催される。
  • 2月10日:パリ講和条約調印。第二次世界大戦の枢軸国との講和条約が調印される。
  • 3月12日:トルーマン大統領、ドクトリンを発表。ソ連の共産主義勢力拡大に対抗するアメリカの外交政策を表明する。
  • 7月2日:イギリス領インドが独立し、インドとパキスタンが誕生する。
  • 10月14日:チャールズ・リンドバーグが単独無着陸で大西洋横断飛行に成功する。
  • 12月14日:国連総会で、人権に関する世界人権宣言が採択される。

1947年について、より詳しく知りたい場合は、以下の資料を参考にしてください。

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