陶芸の工程は、大きく分けて「成形」「乾燥」「素焼き」「絵付け」「釉薬掛け」「本焼き」の6つに分けられます。
1. 成形
最初に、作りたい器の形に合わせて土を練って成形します。成形には、電動ろくろや手びねり、紐づくり、タタラづくり、玉づくりなど、さまざまな方法があります。
2. 乾燥
成形した器を、乾燥させます。乾燥させると、土の水分が抜けて強度が増します。
3. 素焼き
乾燥させた器を、800℃程度の温度で焼きます。素焼きをすることで、器の形が完全に固定され、水に濡れても割れにくくなります。
4. 絵付け
素焼きした器に、絵付けをします。絵付けには、呉須や釉薬など、さまざまな方法があります。
5. 釉薬掛け
絵付けをした器に、釉薬を掛けます。釉薬は、器に光沢や色を与える役割があります。
6. 本焼き
釉薬を掛けた器を、1200℃程度の温度で焼きます。本焼きをすることで、釉薬が溶けて器の表面にガラス質の層を作り、耐水性や耐久性が高まります。
これらの工程を経て、陶器は完成します。
なお、陶芸の工程は、作りたい器の種類や使用する技法によって、多少の違いがあります。
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