短冊（たんざく）とは

短冊は、薄い木や竹の皮、紙を細長く切って短文の字を書くためのものです。短尺、短籍とも書かれます。

歴史

短冊は、古くは目印や簡単な通信に使われていました。その後、礼紙で包んだり紙縒りにして見えないようにする拈り文、立て文となり、神仏への願いを掲げたり、あるいは籤や占い、呪術にも用いられました。

七夕の短冊

現代日本では、七夕の行事の一環として願い事を書く目的で用いる、折り紙を細長く切ったものを指すことが多いです。短冊に願い事を書いて笹竹に飾り、天の川に架かる織姫と彦星に届くように祈ります。

短冊の色

短冊の色は、青、赤、黄、白、黒の5色があります。それぞれ色にも意味があり、青（緑）は木、赤は火、黄は土、白は金、黒（紫）は水を表しています。鯉のぼりの吹き流しやお寺でも五色幕（ごしきまく）としてこの5色が使われています。

その他

• 短冊は、和歌や俳句などを書く細長い料紙としても使われます。
• 江戸時代の一分金の異称としても使われました。

短冊に関する言葉

• 七夕飾り
• 笹飾り
• 願い事
• 織姫
• 彦星
• 五色

短冊に関する詩歌

• 「短冊五色風にゆらめき 願い事天の川へ」
• 「七夕の夜短冊に書く 夢ひとつ叶えと願い」
• 「笹飾りに揺れる短冊 願い込め 星の瞬きを見上げて」

短冊に関するイベント

• 七夕祭り
• 短冊書き大会

短冊に関するウェブサイト

• https://tenki.jp/suppl/saijiki_shuuka/2018/07/06/28174.html
• https://kotobank.jp/
• https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%AD%E5%86%8A

まとめ

短冊は、古くから様々な用途で使われてきた細長い紙です。現代日本では、七夕の行事としてのイメージが強いですが、和歌や俳句などを書く料紙としても使われています。短冊に願い事を書いて笹竹に飾ることは、日本の伝統的な文化の一つと言えるでしょう。