2024年7月20日土曜日

デジタル終活とは?

デジタル終活とは、インターネット上の情報やデジタル機器を、生前に整理・管理しておくことです。近年、スマートフォンやパソコンなどの普及により、個人情報や思い出などがデジタルデータとして保存されるようになっています。しかし、これらのデータを放置してしまうと、亡くなった後に家族が困ったり、悪用されたりする可能性があります。

デジタル終活では、以下の3つのステップを踏むことで、スムーズな後継処理を実現することができます。棚卸し: 所有しているデジタル機器やオンラインサービスを整理します。
分類: 各データの重要度や共有範囲を分類します。
整理・処分: 不要なデータは削除し、必要なデータは共有方法などを決めます。
デジタル終活の重要性

デジタル終活をしておくことで、以下のようなメリットがあります。遺族の負担軽減: 亡くなった後に家族がデジタル機器やオンラインサービスを解約したり、必要なデータを探したりする必要がなくなります。
個人情報の保護: パスワードなどが分からないまま放置すると、個人情報が漏洩したり、悪用されたりするリスクがあります。
デジタル遺品の整理: 写真や動画などの思い出を整理し、共有方法を決めておくことで、大切な思い出を後世に残すことができます。
デジタル終活で整理すべきもの

デジタル終活で整理すべきものは、大きく分けて以下の4つになります。デジタル機器: スマートフォン、パソコン、タブレット、カメラ、ストレージデバイスなど
オンラインサービス: SNS、銀行口座、ショッピングサイト、会員登録サイトなど
デジタル遺品: 写真、動画、文書、音楽、メールなど
パスワード情報: 各サービスのログイン情報、クレジットカード情報など
デジタル終活の進め方

デジタル終活を進めるには、以下の手順がおすすめです。エンディングノートを作成する: デジタル機器やオンラインサービスのリスト、パスワード情報などを書き出しておきます。
家族に共有する: エンディングノートを家族に渡し、自分がどのようなデジタル機器やオンラインサービスを利用しているのかを伝えておきます。
デジタル機器やオンラインサービスを整理する: 不要なデータは削除し、必要なデータは共有方法などを決めます。
パスワード情報を管理する: パスワード情報を見やすく、安全に管理できる方法を検討します。
デジタル終活をサポートするサービス

デジタル終活をサポートする様々なサービスがあります。エンディングノート作成サービス: オンラインでエンディングノートを作成できるサービスです。
デジタル遺品整理サービス: 専門業者がデジタル遺品を整理・処分するサービスです。
パスワード管理サービス: 複数のパスワードをまとめて管理できるサービスです。
まとめ

デジタル終活は、自分自身や家族のために行う大切な準備です。早めに行動することで、スムーズな後継処理を実現することができます。

参考情報一般社団法人 日本デジタル終活協会:
https://digital-shukatsu.net/contact/
三菱UFJ信託銀行:
https://www.tr.mufg.jp/sustainability/action12.html
セゾンのくらし大研究:
https://life.saisoncard.co.jp/

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