スタートアップアプリに表示される CNMNSST2.exe
は、通常、Canon IJ Network Scanner Selector (EX2) と呼ばれるソフトウェアの実行ファイルです。
これは、主にキヤノン(Canon)製のプリンターや複合機(スキャナー機能付き)を、ネットワーク経由で利用する際に必要となるツールです。
具体的には、以下のような役割を担っています。
ネットワーク上のスキャナーを検出・選択する: 複数のキヤノン製複合機がネットワーク上にある場合、どのスキャナーを使うかをPCから選択・接続するために使われます。
スキャン設定の管理: ネットワーク経由でのスキャンに関する設定(保存先フォルダなど)を管理するのに役立ちます。
スキャナーとPC間の通信を確立する: スキャンデータをPCに送るための通信経路を確保します。
なぜスタートアップアプリに表示されるのか?
このアプリがスタートアップに登録されているのは、PC起動時に自動的に起動しておくことで、ユーザーがすぐにネットワークスキャン機能を利用できるようにするためです。
セキュリティ上の注意点
基本的には正規のキヤノン製ソフトウェアですが、*.exe
という実行ファイル名であるため、稀に悪意のあるプログラムが偽装している可能性もゼロではありません。
正規の場所にあるか確認: 通常、
CNMNSST2.exe
はC:\Program Files (x86)\Canon\IJ Network Scanner Selector EX2
のようなキヤノン製品のインストールフォルダ内に存在します。もし全く違う場所にこのファイルを見つけた場合は、注意が必要です。怪しい挙動がないか確認: PCの動作が異常に重い、知らないウィンドウが開くなどの症状がある場合は、ウイルススキャンを実行することをおすすめします。
起動しておくべきか?
キヤノン製の複合機を使ってネットワークスキャンを頻繁に行う場合: 起動しておくことで便利です。
キヤノン製のプリンターやスキャナーを持っていない、またはネットワークスキャン機能を使わない場合: スタートアップから無効にしても問題ありません。これによりPCの起動が若干速くなる可能性があります。
結論として、CNMNSST2.exe
はキヤノン製のネットワークスキャン用ソフトウェアであり、通常は安全なものです。
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