スタートアップアプリに表示される msedge.exe
は、Microsoft Edge(マイクロソフト・エッジ)というウェブブラウザの実行ファイルです。
これは、Windowsに標準で搭載されている、インターネットを閲覧するためのソフトです。Google ChromeやFirefoxなどと同じように、ウェブサイトを見たり、インターネット上のサービスを利用したりするために使われます。
なぜスタートアップアプリに表示されるのか?
msedge.exe
がスタートアップに表示される主な理由は、Microsoft Edgeに搭載されている**「スタートアップブースト」**という機能によるものです。
スタートアップブーストとは:
この機能は、Microsoft Edgeを起動していなくても、プログラムの一部を常にバックグラウンドで動作させておくことで、ユーザーがEdgeを開こうとしたときにより高速に起動できるようにするものです。これにより、ブラウザの立ち上がりが速くなり、快適にインターネットを利用できることを目指しています。
セキュリティ上の注意点
msedge.exe
は基本的にはMicrosoftの正規のソフトウェアであり、ウイルスではありません。しかし、ごく稀に悪意のあるマルウェアがこのファイル名に偽装してPCに入り込むケースも報告されています。
安全性を確認するために、以下の点を確認すると良いでしょう。
ファイルの場所: 通常、
msedge.exe
はC:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\
のようなMicrosoft Edgeのインストールフォルダ内に存在します。もし全く違う場所にこのファイルを見つけた場合は、注意が必要です。ファイルサイズ: 正規の
msedge.exe
のファイルサイズは、特定のサイズ(約3MB程度)であることが多いです。著しく異なる場合は、偽装の可能性があります。不審な挙動: PCの動作が異常に重くなったり、見覚えのない広告が頻繁に表示されたりするなど、普段と違う挙動が見られる場合は、ウイルススキャンを実行することを強くお勧めします。
スタートアップから無効にすべきか?
Microsoft Edgeを頻繁に利用する場合: スタートアップに設定しておくことで、Edgeの起動がスムーズになり、利便性が向上します。
Microsoft Edgeをほとんど利用しない場合: スタートアップから無効にしても問題ありません。これにより、PCの起動時の負荷が減り、起動時間がわずかに短くなる可能性があります。
まとめると、msedge.exe
はMicrosoft Edgeというウェブブラウザの主要なプログラムであり、通常は安心して使用できるものです。 もしEdgeの起動速度を重視しないのであれば、スタートアップから無効にすることも可能です。
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