寛解(かんかい)とは、病気の症状が一時的または永続的に軽減したり、消失したりした状態を指します。ただし、完全に病気が治った「治癒」とは異なります。寛解の状態でも、病気の原因が完全に устранено されたわけではなく、再発する可能性は残っています。
がんにおいては、特に「寛解」という言葉がよく使われます。がんの寛解には、以下のような種類があります。
- 完全寛解(CR: Complete Remission): 治療後、画像検査や内視鏡検査などでがんが確認できなくなった状態。血液のがん(造血器腫瘍)の場合は、骨髄中のがん細胞が一定の割合以下に減少した状態を指します。
- 部分寛解(PR: Partial Remission): 固形がんの場合、腫瘍の大きさが一定以上縮小した状態。血液のがんの場合は、がん細胞が一定の割合以上減少した状態を指します。
- 臨床的寛解: 症状が落ち着き、臨床的に問題がない程度まで改善した状態。
また、関節リウマチなどの慢性疾患においては、以下のような寛解の分類が用いられることがあります。
- 臨床的寛解: 関節の痛みや腫れがなく、炎症がない状態。
- 構造的寛解: レントゲン検査などで、関節破壊の進行が抑えられている状態。
- 機能的寛解: 日常生活に支障がなく、社会生活も問題なく送れる状態。
- ドラッグフリー寛解: 薬を使わずに寛解の状態が維持できている状態。
寛解は、治療の目標となる重要な状態です。寛解の状態を長く維持するために、定期的な検査や治療の継続が必要となる場合があります。
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