「翻意(ほんい)」とは、一度決めた意思や考えを、途中で変えることを意味します。
使用方法
「翻意」は、主に以下のような状況で使われます。
- 個人的な決意の変化:
- 「彼は会社を辞める決意を固めていたが、上司の説得で翻意した。」
- 「最初は反対していたが、話を聞くうちに翻意した。」
- 集団や組織の決定の変化:
- 「委員会は当初の計画を翻意し、新たな方針を打ち出した。」
- 「国民の強い反対を受け、政府は政策の翻意を余儀なくされた。」
- 裁判や訴訟における態度の変化:
- 「被告は一貫して否認していたが、証拠が示されると翻意し、罪を認めた。」
例文
- 「彼女は留学するつもりだったが、家族の事情で翻意したそうだ。」
- 「会議では、出席者のほとんどが提案に賛成していたが、最後の最後に一人が翻意したため、結論が出なかった。」
- 「彼は頑固な性格で、一度決めたことはなかなか翻意しない。」
類義語
- 心変わり(こころがわり)
- 気が変わる(きがかわる)
- 手のひらを返す(てのひらをかえす)
- 宗旨替え(しゅうしがえ)
注意点
「翻意」は、単に意見が変わるだけでなく、一度明確に決めた意思や計画を変更するという意味合いが強い言葉です。軽い気持ちでの変更にはあまり使いません。
ご参考になれば幸いです。
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