スマホで撮った花の写真からその花の名前を探す方法は、いくつか便利な方法があります。大きく分けて「AIを使った画像認識アプリ」と「スマホの標準機能」の2つがあります。
1. AIを使った画像認識アプリ (おすすめ)
最も手軽で高精度なのが、AI(人工知能)を搭載した植物識別アプリを使う方法です。
(1) PictureThis(ピクチャーディス)
- 特徴: 高いAI識別精度で知られ、写真を撮るだけで瞬時に植物の名前や詳細情報がわかります。有料プランもありますが、無料版でも十分な精度です。病気診断や育て方のアドバイス機能も充実しています。
- 使い方: アプリを起動し、花をカメラで写すか、すでに撮影済みの写真を選択するだけで、AIが自動で判定してくれます。
(2) GreenSnap(グリーンスナップ)
- 特徴: 植物・花好きが集まるSNS機能も兼ね備えたアプリです。写真で花の名前を判定できるだけでなく、植物図鑑で育て方を調べたり、他のユーザーと交流したりできます。
- 使い方: アプリ内の「教えて!カメラ」機能で写真を撮るか選択すると、AIが名前を教えてくれます。
(3) ハナノナ app.
- 特徴: オフラインでも利用できるのが大きな魅力です。インターネット接続がない場所でも、スマホをかざすだけで花の名前を教えてくれます。判定できる花の種類は770種類以上とされています。
- 使い方: アプリを起動し、カメラで花を写すか、撮影済みの写真を選ぶと、AIが名前を判定します。
(4) 花しらべ 花認識/花検索
- 特徴: 4,000種類以上の花を収録した植物図鑑アプリで、写真認識のほか、条件検索(花の色、形、咲く時期など)でも調べられます。オフライン対応もしています。
- 使い方: 写真を撮るか選択する認識機能、または条件を指定して検索する機能があります。
2. スマホの標準機能やウェブサービス
アプリをインストールしなくても、スマホに元々備わっている機能やウェブサービスでも花の名前を調べられます。
(1) Google レンズ (Google Lens)
- 特徴: Googleが提供する画像認識ツールで、Androidスマホには標準搭載されていることが多く、iPhoneでもGoogleアプリやGoogleレンズアプリから利用できます。花だけでなく、動物、建物、文字など様々なものを識別できます。無料で利用でき、精度も高いです。
- 使い方:
- Google レンズアプリを起動するか、Googleアプリの検索バーにあるカメラアイコンをタップします。
- 目の前の花を写す場合は、カメラを花に向け、シャッターボタン(虫眼鏡アイコン)をタップします。
- すでに撮影済みの写真から調べたい場合は、スマホのギャラリーから写真を選びます。
- Googleが画像を解析し、花の名前や関連情報が表示されます。
(2) iPhoneの「写真」アプリの機能 (iOS 15以降)
- 特徴: iPhoneのiOS 15以降のバージョンには、写真アプリ内で写っているものを識別する機能が搭載されています。
- 使い方:
- iPhoneの「写真」アプリを開き、花が写っている写真を選びます。
- 写真の下に表示される**「i」ボタン(情報ボタン)をタップ**します。
- もし花が識別された場合、「植物」や「図鑑を調べる」のような表示が出てくるので、それをタップすると詳細情報を見ることができます。
花の写真を撮るときのポイント
より正確に花の名前を特定してもらうために、写真を撮る際に以下の点に注意しましょう。
- 花全体をクリアに写す: ピンボケしないように、花の中心にピントを合わせましょう。
- 葉や茎も写す: 花だけでなく、葉の形や茎の様子も重要な手がかりになることがあります。
- 複数枚撮る: いろいろな角度から数枚撮っておくと、より正確に判定されやすくなります。
- 明るい場所で撮る: 日中の明るい時間帯に、自然光の下で撮るのがベストです。
- 背景をシンプルに: 周りに余計なものが写り込まず、花が主役になるように撮ると、AIが認識しやすくなります。
これらの方法を試して、身の回りの美しい花たちの名前をぜひ調べてみてくださいね!
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