2026年1月7日水曜日

「Torture」という単語の使用法

 「Torture」という単語は、科学的な文脈(データ拷問)以外でも、日常会話から法的な議論まで幅広く使われます。大きく分けて**「名詞」「動詞」**としての使い方があり、それぞれ「物理的な苦痛」と「精神的な苦痛」の両方を表現できます。


1. 名詞としての使い方(Torture)

「拷問」そのものや、「耐えがたい苦痛・経験」を指します。

A. 本来の「拷問・ひどい苦痛」

  • Under torture: 拷問を受けて

    He confessed to the crime under torture.

    (彼は拷問を受けて罪を自白した。)

  • Instruments of torture: 拷問器具

    The museum displayed various medieval instruments of torture.

    (その博物館には中世の様々な拷問器具が展示されていた。)

B. 日常的な「ひどい経験・苦痛」(カジュアルな比喩)

非常に退屈なことや、嫌なことを「拷問だ」と表現します。

  • It is torture: 拷問のようだ(=ひどく苦痛だ)

    Waiting for the exam results was absolute torture.

    (試験結果を待つのは、まさに拷問のような苦痛だった。)

    Listening to his long speeches is pure torture.

    (彼の長い話を聞くのは、まったくの拷問だ。)


2. 動詞としての使い方(Torture / Tortured)

「~を拷問する」「~をひどく苦しめる」という意味になります。

A. 物理的に拷問する

  • Torture someone: 人を拷問する

    The prisoners were tortured for information.

    (捕虜たちは情報を引き出すために拷問された。)

B. 精神的に苦しめる(悩む)

後悔や不安で心が乱される状態によく使われます。

  • Tortured by [something]: ~に苦しめられる

    He was tortured by guilt after the accident.

    (彼は事故の後、罪悪感に苛まれた。)

    She spent the night torturing herself with "what if" questions.

    (彼女は「もしああだったら」という自問自答で自分を苦しめて一晩を過ごした。)


3. 形容詞の使い分けに注意!

「拷問のような」と言いたいとき、似た2つの単語がありますが、意味が全く異なります。

単語意味
Torturous苦痛な、ひどくつらいa torturous wait(苦痛な待ち時間)
Tortuous曲がりくねった、複雑なa tortuous road(曲がりくねった道)

4. 便利なフレーズ・コロケーション

  • Tortured soul: 精神的に深く病んでいる、または苦悩している人。

  • Put the screws to someone:(比喩的に)人に圧力をかける、白状させようと追い詰める(拷問器具のネジが語源)。

  • Stop torturing yourself: 「自分を責めるのはもうやめなよ」という慰めの言葉。


まとめ

科学の「データ拷問」と同様に、英語の「Torture」も**「無理やり何かをさせるために、過度な苦痛を与える」**というニュアンスが共通しています。

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