結論から申し上げますと、この表現(It was great... の後)において、動名詞(talking)の代わりに「to 不定詞」が使われることは基本的にありません。
なぜこの形が使われるのか、その理由と、類似の便利な表現10選をあわせて解説します。
なぜ動名詞(talking)が使われるのか?
この文の構造は、形式主語の It を使った構文です。
- 原文:It was great talking with you.
- 本来の語順:Talking with you was great.(あなたと話したことは素晴らしかった)
ここに、英語の重要な文法上のルールがあります。
- 動名詞(〜ing)は、「実際に経験したこと」「すでに起こったこと・現実味のあること」を回想・名詞化するときに使われます。
- to 不定詞(to do)は、「これからすること」「未来のこと」「可能性・仮定のこと」に使われます。
「あなたと話した」という会話は、すでに目の前や電話で実際に行われた過去の出来事です。そのため、「実際に経験した事実」を表す動名詞(talking)が使われ、これからの未来を表す to 不定詞(to talk)はここでは使われません。
会話の締めくくりで使える、その他の表現例10選
「It was great talking with you.」と同様に、別れ際や会話の終わりに感謝や喜びを伝える定番の表現を10件ご紹介します。
- It was wonderful talking with you.(お話しできて本当に素晴らしかったです。)
- It was nice talking with you.(お話しできて楽しかったです。)※最もカジュアルで定番の表現
- It was great speaking with you.(お話しできてよかったです。)※ talking を speaking に変えた丁寧な表現
- It was a pleasure talking with you.(お話しできて光栄でした。)※少しフォーマルで上品な表現
- I really enjoyed our conversation.(本当に楽しい会話でした。)
- I'm so glad we had this chance to talk.(お話しする機会が持てて、本当によかったです。)
- It was great catching up with you.(久しぶりにお話できてよかったです。)※しばらく会っていなかった人に対して使います
- I'm glad I had the chance to speak with you.(お話しする機会があってうれしかったです。)
- It was so nice meeting you.(お会いできて楽しかったです。)※初対面の人との会話の終わりに
- I've really enjoyed chatting with you.(おしゃべりできて、本当に楽しかったです。)※少しリラックスしたカジュアルな表現

