社内で使われる「レジメ」という言葉ですね。これは、文脈によって大きく2つの意味合いで使われることが多いです。
会議や講演などの「要約」「概要」
履歴書・職務経歴書(Resume)
どちらの意味で使われているかは、その言葉が使われた状況や文脈によって判断する必要があります。
1. 会議や講演などの「要約」「概要」
社内で最も一般的に使われる「レジメ」の意味合いは、これです。
意味: 会議の議題や内容、講演のポイント、プレゼンテーションの骨子などを、簡潔にまとめたもの。多くの場合、事前に配布されたり、会議中にプロジェクターで表示されたりします。
目的: 参加者や聴衆が、議論のポイントや発表内容の全体像を素早く把握し、理解を深めることを助けます。重要な論点や結論が明確に示されていることが多いです。
類語: 概要、要旨、骨子、サマリー、アブストラクト、アジェンダ(議題の場合)
具体例:
「明日の会議のレジメ、もう確認しましたか?」
「今回のプロジェクトの説明会では、レジメを配布しますので、それを見ながら聞いてください。」
「先生の講演のレジメを参考に、レポートを書きました。」
この意味での「レジメ」は、フランス語の "résumé"(レジュメ)が語源とされていますが、日本では「レジメ」と発音されることが一般的です。
2. 履歴書・職務経歴書(Resume)
こちらは、英語の "Resume"(レジュメ)が直接的に使われるケースで、特に外資系企業や国際的なビジネスシーンで使われることがあります。
意味: 採用選考の際に提出する、個人の学歴、職歴、スキル、資格などをまとめた書類。日本語の「履歴書」や「職務経歴書」に相当します。
目的: 応募者の能力や経験を採用担当者に効果的に伝え、面接の機会を得ること。
類語: CV(Curriculum Vitae)、履歴書、職務経歴書
具体例:
「弊社にご応募いただく際は、最新のレジメをご提出ください。」
「彼のレジメを見ると、豊富な海外経験があることがわかりますね。」
ただし、日本の一般的な企業では、この意味で「レジメ」という言葉を単独で使うことは稀で、「履歴書」や「職務経歴書」と明確に言うことが多いです。特に、「会議のレジメ」と混同しないよう注意が必要です。
結論として、社内で「レジメ」という言葉が出てきた場合、まずは「会議や講演などの要約・概要」の意味合いで使われている可能性が高いと考えて良いでしょう。文脈に合わせて、どちらの意味で使われているかを判断してください。
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