2025年7月28日月曜日

新しいメモ帳には AI 機能があると聞いておりますが どのように使うんですか

 新しいWindowsのメモ帳に搭載されているAI機能についてですね。これは主にMicrosoftのAIアシスタントである「Copilot」と連携することで実現されています。

現在のところ、メモ帳のAI機能は主に以下のことができます。

  1. 要約機能 (Summarize):

    • メモ帳で開いている長いテキストの内容を、AIが読み取って短くまとめてくれます。

    • 会議の議事録やWebからコピーした記事など、長文の要点を素早く把握したい場合に便利です。

  2. 書き換え機能 (Rewrite):

    • 選択したテキストの言い回しを変更したり、トーン(口調)を調整したり、文章の長さを変更(短くする、長くする)したりできます。

    • 例えば、「丁寧な言葉遣いに変える」「よりカジュアルにする」「要点を絞って短くする」といった指示が可能です。

  3. 新規コンテンツの生成 (Write):

    • 空白のページから、あるいは選択したテキストを参照として、プロンプト(指示)を入力することで、AIが新しい文章を生成してくれます。

    • 文章のアイデア出しや下書き作成に役立ちます。

使い方(一般的な手順)

  1. メモ帳を開く: Windows 11の最新版のメモ帳アプリを開きます。

  2. テキストを入力または開く: AI機能を使いたいテキストをメモ帳に入力するか、既存のファイルを開きます。

  3. AI機能の呼び出し:

    • メモ帳の右上に表示される**Copilotアイコン(鉛筆のマークなど)**をクリックします。

    • または、テキストを選択して右クリックし、コンテキストメニューからAI関連のオプション(「書き換え」や「要約」など)を選択します。

  4. 指示の入力と実行:

    • AI機能のパネルが表示されたら、行いたい操作(要約、書き換え、生成など)を選択し、必要に応じて具体的な指示(プロンプト)を入力します。

    • 「生成」ボタンなどをクリックすると、AIが処理を実行し、結果が表示されます。

  5. 結果の適用:

    • 生成されたテキストを確認し、問題なければ「テキストを保持」や「追加」などのボタンでメモ帳の文書に反映させます。気に入らなければ「破棄」や「再試行」を選ぶこともできます。

注意点

  • Windows 11のバージョン: これらのAI機能は、Windows 11の最新バージョン(特にWindows InsiderプログラムのCanaryおよびDevチャネルで先行して提供され、その後一般公開)で利用可能です。お使いのWindowsが最新の状態であるか確認してください。

  • MicrosoftアカウントとCopilotクレジット: 一部のAI機能は、Microsoftアカウントでのサインインが必要になる場合があります。また、テキスト生成機能などはMicrosoft 365のAIクレジットを消費することがあります。

  • Copilot+ PC: 今後発売されるCopilot+ PCでは、さらに高度なAI機能が利用できるようになる予定です。

  • 完璧ではない: AIによる要約や生成は非常に便利ですが、必ずしも完璧ではありません。生成された内容が正確であるか、意図した通りであるか、最終的な確認はご自身で行うようにしましょう。

もし、お使いのメモ帳にこれらの機能が見当たらない場合は、Windows Updateで最新の状態に更新されているか、またはお使いのWindowsのバージョンが対応しているかをご確認ください。

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