C# の using ディレクティブは、名前空間から型をインポートするためのディレクティブです。using ディレクティブを記述すると、その名前空間に定義されている型を、その名前空間を指定せずに使用できるようになります。
using ディレクティブの基本的な構文は次のとおりです。
using 名前空間;
例えば、次のコードは、System.Collections.Generic 名前空間から List<T> 型をインポートしています。
using System.Collections.Generic;
class MyClass
{
public static void Main()
{
List<int> numbers = new List<int>();
}
}
このコードをコンパイルすると、System.Collections.Generic 名前空間に定義されている List<T> 型がインポートされます。そのため、List<int> 型を、System.Collections.Generic 名前空間を指定せずに使用することができます。
using ディレクティブは、複数の名称空間をインポートすることもできます。その場合は、各名称空間をコンマで区切って記述します。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
class MyClass
{
public static void Main()
{
List<int> numbers = new List<int>();
}
}
このコードでは、System、System.Collections.Generic、System.Linq の 3 つの名称空間がインポートされています。
using ディレクティブは、コードの可読性を高めるためにも役立ちます。例えば、次のコードは、System.Collections.Generic 名前空間から List<T> 型をインポートしています。
System.Collections.Generic.List<int> numbers = new System.Collections.Generic.List<int>();
このコードよりも、次のコードの方が可読性が高いと言えます。
using System.Collections.Generic;
List<int> numbers = new List<int>();
using ディレクティブは、C# の基本的な構文のひとつです。ぜひ、使いこなせるように練習してみてください。
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