2025年11月3日月曜日

「リーチしないでロンできるか否か」の判断基準とは

 「リーチしないでロンできるか否か」の判断基準は、「役(ヤク)」が一つ以上あるかどうか、という点に尽きます。

麻雀では、手牌がアガリの形(四面子一雀頭など)になっていても、役がなければアガることができません。これは「役なし」というルールです。

リーチはそれ自体が「立直」という一つの役(1ハン)になるため、リーチをかければ役なしでアガれないという心配がなくなります。しかし、リーチをかけなくても、他の役が成立していればロン(またはツモ)でアガることができます。


🌟 リーチなしでロンが成立する条件

「役が一つ以上成立していること」

💡 リーチなしでよく使われる役の例

リーチなしでアガるために特に重要となる、代表的な役には以下のようなものがあります。

役名(日本語)読み方概要ハン数
役牌ヤクハイ白・發・中、または自分の場風・自風を刻子(ポン)にしている。1ハン
断么九タンヤオ2~8の牌(中張牌)だけで構成されている。1ハン
平和ピンフ4つの順子と、役牌ではない雀頭で構成され、両面待ちでアガっている。1ハン
一盃口イーペーコー同じ順子を2組作っている。1ハン
混一色ホンイーソー萬子、索子、筒子のいずれか1種類と字牌だけで構成されている。3ハン(鳴くと2ハン)

これらの役が手牌の中に一つでもあれば、リーチをしなくても、相手の捨て牌で「ロン」と宣言し、アガることができます。

❌ リーチなしでロンができないケース

  • 形はテンパイしているが、役が一つもない場合(役なし)

例えば、ポンやチーをしていない状態で、すべてが順子(シュンツ)と両面待ちになっており、雀頭が役牌ではない牌(例:西)だった場合、役は平和(ピンフ)しかありませんが、これがツモアガリだと平和は成立しません。もしこの状態でロンをすると、**「役なし」**でチョンボ(反則)になる可能性があります。

結論として、リーチをしない場合は、アガリの形だけでなく、必ず手牌の中に役があるかどうかを厳密にチェックする必要があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿