2026年1月29日木曜日

Pythonのデータ構造(文字列、リスト、タプル、辞書)

 Pythonのデータ構造(文字列、リスト、タプル、辞書)は、プログラムを書く上での「器」となる非常に重要な要素です。それぞれの特徴を整理して解説します。


1. 文字列 (str)

テキストデータを扱うための型です。シングルクォート ' またはダブルクォート " で囲みます。

  • 特徴: 一度作成すると中身を変更できない(イミュータブル)。

  • 主な操作: 結合、分割、置換など。

Python
# 生成と操作
text = "Python Programming"

print(text[0])       # 'P' (最初の文字にアクセス)
print(text.lower())  # 'python programming' (小文字化)
print(text.replace("Python", "Java")) # 置換

2. リスト (list)

複数のデータを順番に並べて管理する、最もよく使われるデータ構造です。

  • 特徴: 中身を自由に変更・追加・削除できる(ミュータブル)。

  • 文法: [](角括弧)で囲み、カンマで区切ります。

Python
# 生成と操作
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]

fruits.append("orange")  # 要素の追加
fruits[1] = "grape"      # 要素の変更(banana -> grape)
print(fruits)            # ['apple', 'grape', 'cherry', 'orange']

3. タプル (tuple)

リストと似ていますが、**「中身を変更できない」**という点が最大の違いです。

  • 特徴: 読み取り専用。リストより処理が少し速く、設定値など「変えられたくないデータ」に使います。

  • 文法: ()(丸括弧)で囲みます。

Python
# 生成と操作
coordinates = (10, 20)

# coordinates[0] = 30  # エラーになる(変更不可)
print(coordinates[0])  # 10

4. 辞書 (dict)

「キー(Key)」と「値(Value)」をペアにして保存する構造です。

  • 特徴: 順番ではなく「名前」でデータを取り出せます。

  • 文法: {}(波括弧)で囲み、キー: 値 の形式で書きます。

Python
# 生成と操作
user = {
    "name": "Tanaka",
    "age": 25,
    "city": "Tokyo"
}

print(user["name"])    # 'Tanaka'
user["age"] = 26       # 値の更新
user["email"] = "test@example.com" # 新しいペアの追加

比較まとめ表

データ型記号変更の可否特徴
文字列" "不可文字の集まり
リスト[ ]可能データの並び。追加・削除が自由
タプル( )不可データの並び。変更したくない場合に使う
辞書{ : }可能キーを使って値を取り出す

💡 初心者向けの演習課題

以下の処理をコードで書いてみましょう。

  1. 自分の好きな食べ物を3つ入れた「リスト」を作ってください。

  2. そのリストの最後に、新しく食べ物を1つ追加してください。

  3. 自分の「名前」と「年齢」を管理する「辞書」を作ってください。


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