Pythonのデータ構造(文字列、リスト、タプル、辞書)は、プログラムを書く上での「器」となる非常に重要な要素です。それぞれの特徴を整理して解説します。
1. 文字列 (str)
テキストデータを扱うための型です。シングルクォート ' またはダブルクォート " で囲みます。
特徴: 一度作成すると中身を変更できない(イミュータブル)。
主な操作: 結合、分割、置換など。
Python
# 生成と操作
text = "Python Programming"
print(text[0]) # 'P' (最初の文字にアクセス)
print(text.lower()) # 'python programming' (小文字化)
print(text.replace("Python", "Java")) # 置換
2. リスト (list)
複数のデータを順番に並べて管理する、最もよく使われるデータ構造です。
特徴: 中身を自由に変更・追加・削除できる(ミュータブル)。
文法:
[](角括弧)で囲み、カンマで区切ります。
Python
# 生成と操作
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
fruits.append("orange") # 要素の追加
fruits[1] = "grape" # 要素の変更(banana -> grape)
print(fruits) # ['apple', 'grape', 'cherry', 'orange']
3. タプル (tuple)
リストと似ていますが、**「中身を変更できない」**という点が最大の違いです。
特徴: 読み取り専用。リストより処理が少し速く、設定値など「変えられたくないデータ」に使います。
文法:
()(丸括弧)で囲みます。
Python
# 生成と操作
coordinates = (10, 20)
# coordinates[0] = 30 # エラーになる(変更不可)
print(coordinates[0]) # 10
4. 辞書 (dict)
「キー(Key)」と「値(Value)」をペアにして保存する構造です。
特徴: 順番ではなく「名前」でデータを取り出せます。
文法:
{}(波括弧)で囲み、キー: 値の形式で書きます。
Python
# 生成と操作
user = {
"name": "Tanaka",
"age": 25,
"city": "Tokyo"
}
print(user["name"]) # 'Tanaka'
user["age"] = 26 # 値の更新
user["email"] = "test@example.com" # 新しいペアの追加
比較まとめ表
| データ型 | 記号 | 変更の可否 | 特徴 |
| 文字列 | " " | 不可 | 文字の集まり |
| リスト | [ ] | 可能 | データの並び。追加・削除が自由 |
| タプル | ( ) | 不可 | データの並び。変更したくない場合に使う |
| 辞書 | { : } | 可能 | キーを使って値を取り出す |
💡 初心者向けの演習課題
以下の処理をコードで書いてみましょう。
自分の好きな食べ物を3つ入れた「リスト」を作ってください。
そのリストの最後に、新しく食べ物を1つ追加してください。
自分の「名前」と「年齢」を管理する「辞書」を作ってください。
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