Pythonのプログラムを正しく動かすためには、コードの「書き方のルール」を知ることが非常に重要です。特にPythonは、見た目の美しさと論理的な構造が直結している言語です。
それぞれのポイントを具体的に解説します。
1. ブロックとインデント (Block & Indent)
Pythonでは、if文やfor文などの「一連の処理の塊」をブロックと呼びます。他の言語では { } でブロックを囲むことが多いですが、Pythonは**インデント(字下げ)**でブロックを表現します。
ルール: 同じブロックに属する行は、必ず同じ数のスペースで字下げします。
標準: 一般的に半角スペース4つが推奨されています。
if True:
print("ここはブロックの中です") # インデントあり
print("これも同じブロックです") # インデントあり
print("ここはブロックの外です") # インデントなし
2. インデントエラー (IndentationError)
インデントの数がズレたり、必要な場所でインデントを忘れたりすると発生するエラーです。
よくある原因:
スペースの数がバラバラ(1行目は4つ、2行目は3つなど)。
ifやdefの後の行でインデントを忘れる。全角スペースが混じっている(Pythonではエラーになります)。
if True:
print("エラーになります") # IndentationError: expected an indented block
3. 空白文字 (Whitespace)
Pythonでは、コードの読みやすさを高めるために空白を適切に使うことが推奨されています(PEP 8というガイドラインがあります)。
演算子の前後:
a = 1 + 2のように、=や+の前後にはスペースを1つ入れます。カンマの後:
[1, 2, 3]のように、カンマの後にスペースを入れます。注意: 行の先頭の空白(インデント)は意味を持ちますが、行の途中の余分な空白は動作に影響しません。
4. シンタックスエラー (SyntaxError)
「文法ミス」のことです。Pythonのルールに従っていない書き方をすると、実行する前にコンピュータが「理解できない」と拒否します。
代表的なミス:
:(コロン)の付け忘れ。カッコ
()や クォート""が閉じられていない。Pythonのキーワード(
if,whileなど)のスペルミス。
# コロンがないためエラー
if True
print("Hello") # SyntaxError: invalid syntax
5. まとめ表
| 項目 | 内容 | 注意点 |
| ブロック | 処理のまとまり | コロン : の後から始まる |
| インデント | 行頭の空白 | 半角スペース4つが基本 |
| IndentationError | 字下げのミス | 1マスのズレも許されない |
| SyntaxError | 文法のミス | 実行前に修正が必要 |
🛠️ ワンポイントアドバイス
エラーが出たときは、まず**「エラーメッセージの最終行」**を見てください。
IndentationErrorと出ていたら、その行の「左端」をチェック。SyntaxErrorと出ていたら、その行か「その前の行」に書き忘れ(コロンやカッコ)がないかチェック。
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