2023年6月6日火曜日

孟子の「恒産なくして恒心なし」の意味を教えてください

 「恒産なくして恒心なし」は、四書の一つである『孟子』の記述に基づく故事、慣用句です。意味は、「安定した財産なり職業をもっていないと、安定した道徳心を保つことは難しい」というものです。

孟子は、生活が安定していないと、人々は道徳心を失い、悪事を働きやすくなると主張しました。そのため、為政者は人々の生活を安定させるために、財産や職業を与えることが重要であると説いたのです。

この言葉は、現代社会でも通じるものがあります。生活が不安定な人は、精神的に不安定になりやすく、暴力や犯罪に手を染めてしまうリスクが高くなります。そのため、社会全体の安定のためにも、人々の生活を安定させることが重要です。

 

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