はい、承知いたしました。「stem」「organ」「employ」という3つの英単語の使い方を解説します。
1. stem
「stem」は名詞としても動詞としても使われる多義語です。
名詞としての「stem」:
-
植物の茎: 植物の主要な軸で、葉や花、果実などを支える部分を指します。
- 例文:
- The rose has a thorny stem. (そのバラにはとげのある茎がある。)
- The gardener cut the flower at the stem. (庭師は花を茎のところで切った。)
- The strength of the stem supports the heavy fruit. (茎の強さが重い果実を支える。)
- 例文:
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(比喩的に)…から生じる、…に由来する、原因: 何かが起こる元の部分や理由を指します。
- 例文:
- Many social problems stem from poverty. (多くの社会問題は貧困から生じている。)
- His success stems from hard work and dedication. (彼の成功は努力と献身に由来する。)
- The conflict stems from a misunderstanding. (その対立は誤解から生じている。)
- 例文:
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(文法) 語幹: 単語の基本的な意味を持つ部分で、接頭辞や接尾辞を除いた形を指します。
- 例文:
- In the word "unhappy," "happy" is the stem. (単語 "unhappy" において、"happy" が語幹です。)
- 例文:
動詞としての「stem」:
- (流れなどを)食い止める、阻止する、防ぐ: 何かの進行や流れを止めるという意味です。
- 例文:
- We need to take measures to stem the spread of the disease. (私たちはその病気の蔓延を食い止めるための対策を講じる必要がある。)
- The government is trying to stem the tide of illegal immigration. (政府は不法移民の波を食い止めようとしている。)
- A bandage can help to stem the bleeding. (包帯は出血を止めるのに役立つ。)
- 例文:
注意点:
- 名詞の比喩的な意味と動詞の意味は関連しており、「元の流れを止める」というイメージで捉えると理解しやすいでしょう。
2. organ
「organ」は主に名詞として使われ、いくつかの意味があります。
名詞としての「organ」:
-
(生物学) 器官: 動物や植物の体内で、特定の機能を持つ構造体を指します。
- 例文:
- The heart is a vital organ in the circulatory system. (心臓は循環器系の重要な器官です。)
- The liver is the largest internal organ in the human body. (肝臓は人体で最大の内部器官です。)
- Flowers are the reproductive organs of plants. (花は植物の生殖器官です。)
- 例文:
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(音楽) オルガン: 鍵盤楽器の一種で、パイプを通して空気を送り込み音を出す楽器です。
- 例文:
- The church has a beautiful pipe organ. (その教会には美しいパイプオルガンがある。)
- She plays the organ in the cathedral. (彼女は大聖堂でオルガンを演奏する。)
- 例文:
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(組織・団体などの) 機関、組織、媒体: 特定の目的や機能を持つ組織や団体、または意見や情報を伝える手段を指します。
- 例文:
- The United Nations is an international organ for cooperation. (国際連合は国際協力のための国際機関です。)
- The company's internal newsletter is an important communication organ. (その会社の社内報は重要なコミュニケーション媒体です。)
- The newspaper serves as an organ of public opinion. (その新聞は世論の機関としての役割を果たしています。)
- 例文:
注意点:
- 文脈によってどの意味で使われているかを判断する必要があります。生物学的な文脈であれば「器官」、音楽に関する文脈であれば「オルガン」、組織やメディアに関する文脈であれば「機関」「組織」「媒体」となります。
3. employ
「employ」は主に動詞として使われますが、名詞としての用法もあります。
動詞としての「employ」:
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(人を) 雇う: 賃金を払って人に仕事をさせるという意味です。
- 例文:
- The company employs over 200 people. (その会社は200人以上を雇用している。)
- They are looking to employ a new marketing manager. (彼らは新しいマーケティングマネージャーを雇おうとしている。)
- She was employed by a large corporation. (彼女は大企業に雇用されていた。)
- 例文:
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(手段・方法などを) 用いる、使う、利用する: 特定の目的を達成するために何かを使うという意味です。
- 例文:
- The chef employs traditional techniques in his cooking. (そのシェフは料理に伝統的な技術を用いている。)
- The scientist employed a new method for the experiment. (その科学者は実験に新しい方法を用いた。)
- We need to employ all available resources to solve this problem. (この問題を解決するために、利用可能なすべての資源を用いる必要がある。)
- 例文:
名詞としての「employment」:
「employ」の名詞形は「employment」であり、「雇用」「職」「仕事」という意味になります。
* 例文:
* The unemployment rate is high. (失業率は高い。)
* She is seeking full-time employment. (彼女はフルタイムの職を探している。)
注意点:
- 動詞の「employ」は、人を雇うという意味と、手段や方法を用いるという意味の両方で非常によく使われます。文脈によってどちらの意味かを理解することが重要です。
これらの解説が、それぞれの単語の使い方を理解する助けになれば幸いです。
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