2025年10月11日土曜日

MEGAFEPS(メガフェプス)とは

 **MEGAFEPS(メガフェプス)とは、英語の文法で、目的語として動名詞(-ing形)のみをとる動詞を覚えるための語呂合わせ(頭文字)**です。

これは、特に日本の学校英語の授業や受験対策でよく使われる暗記法です。


MEGAFEPSの構成

「MEGAFEPS」は、以下の動詞の頭文字を並べたものです。これらの動詞は、目的語として「〜ing」の形(動名詞)をとり、「to + 動詞の原形」(不定詞)をとることはできません(または、とると意味が大きく変わる場合があります)。

頭文字動詞意味例文 (〜ing)
MMind〜するのを気にするDo you mind opening the window?
EEnjoy〜するのを楽しむI enjoy reading books.
GGive up〜するのを諦める、やめるHe gave up smoking.
AAvoid〜するのを避けるAvoid making mistakes.
FFinish〜し終えるShe finished cleaning her room.
EEscape〜するのを逃れる(頻出度が低い場合あり)
PPractice〜するのを練習するYou should practice speaking English.
SStop〜するのをやめる(行為を中断)He stopped talking.

※語呂合わせのバリエーションや採用される動詞には、多少の違いがある場合があります。(例: PがPostpone/Put off(延期する)になっている場合や、EがEscapeではなく別の単語になっている場合など)


なぜMEGAFEPSで覚えるのか?

英語の動詞の中には、その後に続く形(準動詞)が決まっているものがあります。

  1. 不定詞(to + 動詞の原形)のみを目的語にとる動詞(例: want to, hope to, decide to など)

  2. 動名詞(-ing形)のみを目的語にとる動詞 これがMEGAFEPSに含まれる動詞)

  3. 不定詞と動名詞の両方を目的語にとる動詞(例: like, begin, start など)

  4. 不定詞と動名詞の両方を目的語にとるが、意味が変わる動詞(例: remember, forget, try など)

不定詞のみをとる動詞の方が数が多い、または動名詞のみをとる動詞が特に試験で狙われやすいことから、動名詞のみをとる代表的な動詞を「MEGAFEPS」としてまとめて覚えることが一般的になっています。

動名詞をとる動詞の一般的なイメージ

MEGAFEPSに含まれる動詞の多くは、過去や現在志向、あるいはその行為自体に焦点を当てるというニュアンスを持っています。

  • Enjoy (楽しむ):今やっている行為、経験そのものを楽しむ。

  • Finish (終える):すでに始まっている行為を完結させる。

  • Avoid/Give up (避ける/やめる):すでにしている、あるいはしようとしている行為から離れる。

これに対し、不定詞(to V)は「これから〜する」「未来志向」「目的」といったニュアンスを持つことが多いです。(例: decide to V (これから〜することを決める)、hope to V (これから〜することを望む))

[動名詞と不定詞の違いを解説]

この動画は、動名詞と不定詞を目的語にとる動詞の使い分けを、暗記だけでなくイメージで理解する方法を解説しています。

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