フェアトレードとは

 フェアトレードとは、直訳すると「公平・公正な貿易」です。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。

フェアトレードには、以下の3つの柱があります。

• 経済的基準：生産者に対して適正な価格を支払い、生産者の生活と事業の安定を図る。
• 社会的基準：生産者の労働環境の改善、児童労働の禁止、ジェンダー平等の推進など、生産者の権利を尊重する。
• 環境的基準：持続可能な農業や林業などの生産方法を推進し、環境保全に努める。

フェアトレード製品を購入することで、私たちは開発途上国の生産者を直接支援することができます。また、フェアトレードを通じて、開発途上国の経済や社会の発展、持続可能な社会の実現に貢献することができます。

フェアトレード製品は、コーヒー、カカオ、紅茶、バナナ、チョコレート、果物、野菜、ナッツ、コーヒー豆、綿花、衣類、雑貨など、さまざまな種類があります。日本では、スーパーマーケットや自然食品店、フェアトレード専門店などで購入することができます。

フェアトレードは、誰でも気軽に参加できる取り組みです。私たち一人ひとりの選択が、世界を変えるきっかけになるかもしれません。