2024年1月14日日曜日

セルフメディケーション税制とは

 セルフメディケーション税制とは、健康の維持増進及び疾病の予防に関する一定の取組を行う個人が、その年中に自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の親族のために12,000円を超える対象医薬品を購入した場合には、その購入費用について所得控除を受けることができる制度です。

この制度は、軽い症状であればOTC医薬品(一般用医薬品)を利用して、自分で自分の健康を管理すること(セルフケア)を国として推進しようとするものです。

具体的には、以下の要件を満たす必要があります。

  • 健康の維持増進及び疾病の予防に関する一定の取組を行うこと
  • 対象医薬品を12,000円を超えて購入すること

健康の維持増進及び疾病の予防に関する一定の取組とは、以下のいずれかを行うことです。

  • 健康診断の受診
  • 予防接種の接種
  • 特定保健指導の受診
  • 特定健診の受診

対象医薬品とは、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)です。

セルフメディケーション税制の適用を受けるためには、確定申告を行う際に、以下の書類を添付する必要があります。

  • 対象医薬品の領収書
  • 健康の維持増進及び疾病の予防に関する一定の取組を行ったことを証明する書類

セルフメディケーション税制は、2017年1月1日から始まり、2027年12月31日まで適用されます。

セルフメディケーション税制は、セルフケアを促進し、国民の健康増進に寄与する制度として期待されています。

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