仏教にある言葉「生死事大(しょうじじだい)」とは、生き死にの問題は重大であり、それをいかに超越するかが最大事であること。生死を繰り返す、この世の迷いを捨てて悟りを開くことは、いま生きているこの時しかなく、最も大切なことであるという。求法ぐほうの切なることをいう。
仏教では、生死とは、輪廻りんねを繰り返す現世における苦しみのことです。この生死を繰り返す輪廻から抜け出し、涅槃ねはん(苦しみのない境地)に至ることが、仏教の究極の目的です。
「生死事大」という言葉は、この生死の問題がいかに重大であるかを説いた言葉です。生死は、誰にとっても避けられない問題であり、その答えを探すことは、人生において最も大切なことです。
具体的には、以下のようなものを意味します。
- 生と死は、人生において最も重要な課題である。
- 生死を繰り返す輪廻から抜け出し、悟りを開くことが、人生の最大の目標である。
- いま生きているこの瞬間を大切に生きることが、悟りへの第一歩である。
「生死事大」という言葉は、仏教徒にとって、人生を生きる上での指針となる言葉です。
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