2025年12月17日に森記念財団(都市戦略研究所)から発表された**「世界の都市総合力ランキング(GPCI)2025」**についてですね。
今回のランキングで、東京が初めてニューヨークを抜き、世界2位に浮上したことは非常に大きなニュースとなりました。このランキングは、単なる「人気投票」ではなく、計70の指標を用いた多角的な評価に基づいています。
各都市の順位と、評価のポイントを具体的に解説します。
1. 2025年の総合順位(TOP3)
ロンドン(1位を維持)
東京(前年3位から上昇・過去最高位)
ニューヨーク(前年2位から下落)
2. 6つの評価分野(ファンクション)
このランキングでは、都市の力を以下の6つの分野で数値化しています。
経済: 成長率、GDP、企業の集積、賃金水準など
研究・開発: 大学の評価、特許数、スタートアップの数など
文化・交流: 観光資源、ナイトライフ、国際会議、外国人訪問者数など
居住: 生活コスト(物価・家賃)、安全性、働き方の柔軟性など
環境: 都市の清潔さ、リサイクル率、気候変動への対応、生物多様性など
交通・アクセス: 航空便の充実度、通勤の利便性、公共交通の使いやすさなど
3. 東京が「世界2位」になった具体的な理由
東京のスコアが伸びた背景には、以下の3つの大きな要因があります。
① 「文化・交流」の躍進(世界2位)
これまで東京の弱点と言われていた分野ですが、2025年版では大きくスコアを伸ばしました。
ナイトライフ充実度: 世界1位を獲得。深夜まで楽しめる飲食店やエンターテインメントが評価されました。
観光名所の充実: インバウンド(訪日客)の爆発的増加に加え、大阪・関西万博の波及効果もあり、観光地としての魅力が再評価されました。
② 「居住」の優位性(世界1位)
欧米諸国が深刻なインフレに苦しむ中、東京の強みが際立ちました。
手頃な生活コスト: 円安の影響もあり、家賃や物価が世界の主要都市と比較して「割安で質の高い生活ができる」と評価されました。
治安と働き方: 治安の良さは依然トップクラス。また、テレワークなどの柔軟な働き方が定着したこともプラスに働きました。
③ ニューヨークの失速
ニューヨークは経済や研究・開発では依然として強力ですが、**「居住(生活コストの高さ)」や「安全性」**で東京に大きく水を開けられ、総合スコアで逆転を許す形となりました。
4. 今後の課題(ロンドンに勝つためには?)
1位のロンドンは、圧倒的な**「国際的な発信力」と「金融機能」**で首位を守っています。東京がさらに上を目指すための課題は以下の通りです。
スタートアップ環境: 起業のしやすさやデジタル人材の確保では、まだロンドンやシンガポールに劣ります。
空港アクセス: 羽田・成田への移動時間や利便性の改善が引き続き指摘されています。
まとめ
2025年の結果は、東京が「経済一辺倒」の都市から、「遊び(文化)」と「暮らしやすさ(居住)」を兼ね備えたバランスの良い都市へと進化したことが評価された結果と言えます。
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このランキングに関連して、「大阪(18位)」や「福岡(40位)」など、日本の他の都市の動向についても詳しくお伝えしましょうか?
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