ITパスポート試験とは、また基本情報処理技術試験との違いは

 ITパスポート試験とは、経済産業省が実施する情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。ITに関する基礎的な知識を身につけていること、およびそれらを活用して業務に貢献できることを証明する資格です。

試験は、マークシート方式によるコンピュータ試験で、午前と午後の2部構成となっています。午前は、ITに関する基礎知識、午後は、経営全般に関する知識が問われます。

合格率は、近年では約60%前後で推移しています。

ITパスポート試験の対象者像は、「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」とされています。

ITパスポート試験を取得することで、以下のようなメリットがあります。

• ITに関する基礎的な知識を身につけることができる
• ITを活用した業務に携わる際のスキルアップにつながる
• 就職や転職の際に有利になる
• 資格手当がもらえる場合がある

ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を身につけたい人、ITを活用した業務に携わりたい人、就職や転職に有利な資格を取得したい人におすすめの資格です。

基本情報処理技術者試験とは、経済産業省が実施する情報処理技術者試験の一区分である国家試験です。高度IT人材（ITエンジニア）となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けていることを証明する資格です。

試験は、マークシート方式によるコンピュータ試験で、午前と午後の2部構成となっています。午前は、ITに関する基礎知識、午後は、応用的なIT知識とアルゴリズム・プログラミングに関する知識が問われます。

合格率は、近年では約40%前後で推移しています。

基本情報処理技術者試験の対象者像は、「高度IT人材（ITエンジニア）となるために必要な基本的知識・技能を身につけ、実践的な活用能力を身に付けようとする者」とされています。

基本情報処理技術者試験を取得することで、以下のようなメリットがあります。

• ITエンジニアとして就職・転職に有利になる
• 資格手当がもらえる場合がある
• 上位資格の受験資格を得られる

基本情報処理技術者試験は、ITエンジニアとして就職・転職を目指す人、上位資格の受験資格を得たい人におすすめの資格です。

ITパスポート試験と基本情報処理技術者試験の違いは、以下のとおりです。

項目	ITパスポート試験	基本情報処理技術者試験
試験の目的	ITに関する基礎的な知識を身につけていること、およびそれらを活用して業務に貢献できることを証明する	高度IT人材（ITエンジニア）となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けていることを証明する
対象者像	職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者	高度IT人材（ITエンジニア）となるために必要な基本的知識・技能を身につけ、実践的な活用能力を身に付けようとする者
出題範囲	ITに関する基礎知識、経営全般に関する知識	ITに関する基礎知識、応用的なIT知識、アルゴリズム・プログラミングに関する知識
試験形式	マークシート方式によるコンピュータ試験	マークシート方式によるコンピュータ試験
試験時間	150分	180分
合格率	60%前後	40%前後

ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識を身につけたい人、ITを活用した業務に携わりたい人、就職や転職に有利な資格を取得したい人におすすめの資格です。

基本情報処理技術者試験は、ITエンジニアとして就職・転職を目指す人、上位資格の受験資格を得たい人におすすめの資格です。