2025年9月5日金曜日

LINEスタンプを作る方法

 LINEスタンプを作る方法は、絵を描くスキルがなくても、スマートフォン一つあれば誰でも挑戦できます。

ここでは、基本的な静止画スタンプを例に、企画から販売までの具体的な手順を解説します。

ステップ1:スタンプの企画を立てる

スタンプ作りで最も大切なのが、どんなスタンプを作るかという「企画」です。

  • テーマを決める

    • 犬や猫などの動物、オリジナルのキャラクター、日常会話で使える言葉など、テーマを決めましょう。

    • 「ねこの気持ちを代弁するスタンプ」「丁寧語しか話さないキャラクターのスタンプ」など、コンセプトを明確にすると作りやすくなります。

  • スタンプの数を決める

    • LINEスタンプは、8個、16個、24個、32個、40個の中から作成する個数を選べます。

    • 初心者の方は、まずは8個や16個など、少ない数から挑戦してみるのがおすすめです。

ステップ2:画像データを作成する

LINEスタンプの画像は、規定のサイズと形式を守る必要があります。

1. 必要な画像の種類とサイズ

  • メイン画像(1枚): 240 × 240 ピクセル

  • トークルームタブ画像(1枚): 96 × 74 ピクセル

  • スタンプ画像(8, 16, 24, 32, 40個): 最大 370 × 320 ピクセル

2. 画像を作成する際の注意点

  • フォーマット: すべての画像はPNG形式で作成します。

  • 背景: 背景は必ず**透過(透明)**にしてください。

  • 余白: スタンプ画像の上下左右に、10ピクセル程度の余白を空けましょう。キャラクターが画像の端に寄りすぎると、見切れてしまうことがあります。

3. おすすめのツール

  • スマートフォンアプリ:

    • ibisPaint X(アイビスペイントX): 機能が豊富で、レイヤー機能やブラシの種類が多く、本格的なイラスト制作ができます。

    • LINE Creators Studio: LINE公式のアプリで、写真や手書きイラストを簡単にスタンプに加工できます。PCがなくてもスマホだけで完結するので、初心者の方に特におすすめです。

  • PCソフト:

    • Adobe Photoshop / Illustrator: プロ向けのソフトです。

    • CLIP STUDIO PAINT: イラストレーターに人気のソフトです。

ステップ3:LINE Creators Marketに登録し、申請する

画像が完成したら、LINEの公式プラットフォームで登録・申請を行います。

  1. アカウント登録:

    • LINE Creators Market」のウェブサイトにアクセスします。

    • ご自身のLINEアカウントでログインし、必要な情報を入力してクリエイター登録を行います。

  2. スタンプの登録:

    • マイページから「新規登録」を選択し、スタンプのタイトル(日本語と英語)、説明文、販売エリアなどを入力します。

    • 作成したメイン画像、タブ画像、そしてスタンプ画像を順番にアップロードします。

  3. 審査申請:

    • すべての情報の入力と画像のアップロードが完了したら、「リクエスト」ボタンを押して審査を申請します。

ステップ4:審査を待ち、販売を開始する

  • 申請後は、LINEによる審査が始まります。ガイドラインに沿っているか、著作権に問題がないかなどをチェックされます。

  • 審査が通ると、登録したメールアドレスに通知が届きます。

  • マイページから「リリース」ボタンを押すと、あなたのスタンプがLINE STOREで販売開始されます。

注意点:ガイドラインを必ず確認

スタンプには、LINEが定めた「クリエイターズスタンプ審査ガイドライン」があります。

例えば、以下のようなスタンプは審査に通らないため、作成前に必ず確認しましょう。

  • 著作権や肖像権を侵害するスタンプ

  • 過激な表現や差別的な表現を含むスタンプ

  • 性的描写や暴力的な表現を含むスタンプ

LINE Creators Marketの公式ウェブサイトには、詳細なガイドラインやQ&Aが掲載されていますので、ぜひご活用ください。

これらの手順を踏むことで、誰でも自分のオリジナルスタンプを世に送り出すことができます。ぜひ、挑戦してみてください。

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