釜山でマンションの空き室が多い主な原因は、首都圏への人口一極集中と都市自体の人口減少です。
首都圏への人口一極集中
韓国では、ソウルを中心とする首都圏に人口が集中し続けており、釜山を含む地方都市では人口流出が続いています。若者はより良い就職先や教育環境を求めてソウルに向かう傾向が強く、これが釜山の人口減少に拍車をかけています。
人口減少とスラム化の懸念
釜山の人口は過去30年間で約60万人も減少しました。これにより、多くの住宅、特に郊外や古いアパートが空き家となり、ゴーストタウン化やスラム化が懸念されています。最近完成した新築マンションでも入居者がほとんどいないケースがあるほど、深刻な状況です。
不動産市場の二極化
一方で、釜山の中でも海雲台(ヘウンデ)のような一部の富裕層が集まる地域では、高級マンションの価格が高騰しています。これは、限られた富裕層の資金が特定の高級物件に集中しているためで、釜山全体の不動産市場が二極化していることを示しています。
これらの要因が複合的に絡み合い、釜山のマンションの空き室が増加しているのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿