2025年12月27日土曜日

ピンフのみの手でリーチをかけずに上がることはできますか?

 結論から申し上げますと、ピンフのみの手でリーチをかけずに上がる(ロンあがり・ツモあがり)ことは、基本的にはできません。

麻雀には「最低でも1役(役あり)でないとあがれない」というルールがありますが、ピンフという役を確定させるためには、少し特殊な条件が関わってくるからです。

1. なぜ「ピンフのみ」でロンあがりできないのか?

麻雀には**「門前清模和(メンゼンツモ)」**という役があります。これは、一度も鳴かずに自分の力だけでツモってきたときにつく1役です。

  • ツモあがりの場合:

    「ピンフ」という役がなくても、門前でツモればそれだけで「ツモ」という1役がつくため、あがることができます。このとき、結果的に「ピンフ・ツモ」という2役になります。

  • ロンあがりの場合:

    相手から出た牌で「ロン」と言うには、その時点で何かしらの役が確定していなければなりません。リーチをかけていない状態で、他に役(タンヤオや役牌など)がない「ピンフのみ」の形だと、役なしとみなされ、チョンボになってしまいます。

2. 「ピンフのみ」であがれる例外

以下の場合は、リーチなしでもあがることができます。

  • 役を組み合わせる:

    「ピンフ + タンヤオ」や「ピンフ + 三色同順」など、他の役が一緒に成立していれば、リーチなしのロンあがりが可能です。

  • ツモる:

    前述の通り、ツモれば「メンゼンツモ」という役がつくため、あがれます。

3. 初心者の方へのアドバイス

ピンフの形(すべて順子で、頭が役牌以外、待ちが両面)ができているときは、迷わず**「リーチ」**をかけるのが王道です。

リーチをかけることで:

  1. 「リーチ」という1役が確定し、ロンあがりができるようになる。

  2. 「一発」や「裏ドラ」のチャンスが増え、打点が上がる。


まとめ:

「ピンフのみ(他に役がない)」の状態で相手から出た牌でロンあがりしたいなら、必ずリーチが必要です!

次は、ピンフが成立するための細かい条件(頭の牌の種類など)について詳しくお伝えしましょうか?

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